File17。「Coe.くん＆ないこくん（と、少しのいふくん）」�� ページ17
ーーーーーーーーーー
「…じゃあ助けてよ、先生」
ーーーーーーーーーー
【Coe.Side】
いつからだったか、もう覚えていない。
ずっと一人だった。ただそれだけだった。
人と少し違った。普通じゃなかった。ただ、それだけ。
それだけで、みんないなくなった。僕のこと囲んで、笑って。可哀想な目で見るんだ。
親に愛されなかったから。笑うのが苦手だったから。
てきとーな理由をつけて、みんな消えていった。
だから全部やめてみた。笑って、隠して、閉じ込めて。「僕」を作った。
久しぶりに、人の目を見た。心配そうな目。…wくだらな。
「助けてくれんの？先生が。」
「…じゃあ、何を言おうとしたの？昨日も、今日も」
「助けてって言おうとしたんだよ。でも馬鹿馬鹿しくなってやめた。だってそうでしょ？先生に何ができるの？話聞いて、辛かったね、とかてきとーなこと言って。結局何もしてくれないくせに。」
先生が俯く。ほら、こうなる。
「辛いよ。ずっと。ずっとずっとずっと！！僕元々笑うのは苦手なんだよ。でも一人はもっと嫌い。馬鹿みたいでしょ？一人が嫌だから無理して全部隠して、見つけられなくなって。笑い方まで忘れた。可哀想に見えるでしょ、めんどくさいと思うでしょ」
「そんなの、思わないよ」
どうせそれも嘘なんでしょ。だから嫌なんだ。気持ちなんて殺したままでいい。
「みんなおんなじこと言う。結局っ_____」
「はいすとーっぷ」
途中で、誰かの手が言葉を遮った。
「何。結局なんて言って欲しいの？」
「…」
「助けてって言ったけど。じゃあ俺らがこえのこと助けるために頑張ったって、どーせ見てるだけのくせに。」
「変わるわけないやんそんなの。引き返す勇気もないくせに後ろ振り返って。泣ける強さも、助けを求める勇気も、全部弱いとこに隠して。何がしたいんかわからん。かっこいいとでも思っとるん？」
「っそんなわけ！！」
「ならやめーや。別に、「嫌だ」って叫べばいいし、「辛い」って泣けばいい。そんな簡単なことでさえ出来んやつに、手ぇ差し伸べるやつとかおらんから」
「こえくん」
もういい。やめて。
「ごめんね」
ーーーーーーーーーー
深夜テンションぱーりないぴーぽーうぉうぉ。
リクエストください。
File18。「Coe.くん＆ないこくん（と、少しのいふくん）」��→←File16。「Coe.くん＆ないこくん」��
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 7人がお気に入り
「すとぷり」関連の作品
この作品が参加のイベント ( イベント作成 )
この作品が参加のイベント 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
兎和 - わ……白黒最高すぎる…ありがてぇ… (4月17日 22時) (
レス) id: 8407209a34 (このIDを非表示/違反報告)
うさうさ - 狐雪すぅ。さん» リクエストありがとうございます！！頑張ってみますଘ₍♡̷ᐢ⸝⸝•༝•⸝⸝ᐢ₎੭̸‧˚ (4月10日 15時) (レス) id: 18a1ea9563 (このIDを非表示/違反報告)
うさうさ - 兎和さん» まじすか！？！？名前似てたの申し訳ない……。コメントありがとうございます！！ (4月10日 15時) (レス) id: 18a1ea9563 (このIDを非表示/違反報告)
狐雪すぅ。 - 面白い白黒ありがたいのだが病み系すきだしこういう書き方好き。リク：しょうちゃん病みもっかいお願いします… (4月7日 10時) (レス) @page39 id: b6852b2992 (このIDを非表示/違反報告)
兎和 - 初めましてー!作品名がリア友のあだ名と似てたから見にきました!白黒組ありがてぇ… (4月4日 15時) (レス) @page34 id: 8407209a34 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：うさうさ | 作成日時：2023年7月9日 20時
