苦しみの惨状 ページ3
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あれから2ヶ月半、私は自分のことすら疎かになっていた
結局塾も辞めた
風呂には入っていたけれど、洗濯物は溜めっぱなし、食事はほぼ摂っていなかった。
あれだけ気にしていた体重もあっさり減り、笑いが込上げる
悲しいとか、消えたい、よりもとにかく可笑しいのだ
何もかもが
そんな時
「「彩姉ちゃん!」」
ドタドタと走る音と共に同じ顔が2人飛び出す
.....何番目の家族の時の弟だっけ
そんなことを考えながら名前を掘り起こし呼んでみる
「なぁに?万陽、万里。」
「うわっ、なにこれ、これ一昨日のご飯じゃん!」
「お、覚えててくれたのうれしい.....」
元気な万陽と大人しい万里
正反対の双子だけれど今までの家族の中で1番私に懐いてくれていた
3週間で離婚しちゃったけれど1番可愛がっていたかもしれない
ボンヤリとソファに寝そべって天井を見つめながら考える
すると、万陽がランドセルからさっとスマホを取り出し
「全員集合!俺たちだけじゃ無理!」
なにか指示を出していた
すると数分後
またドタバタと更に複数の足音がしてすこし気になって首だけ動かすと
「彩!!」
過去の家族が全員集合していた
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三月 菊 - ◯ (7月13日 9時) (レス) @page7 id: 5d6bcaafb9 (このIDを非表示/違反報告)
諸星 - すっごく面白い! (2023年4月5日 14時) (レス) @page7 id: b53e3a470f (このIDを非表示/違反報告)
ooooooooo - 更新頑張ってくださいね!応援してます! (2022年2月12日 21時) (レス) @page7 id: 5ba6c307c9 (このIDを非表示/違反報告)
リン - 続き、楽しみにしているねー (2021年11月10日 19時) (レス) @page7 id: a6b1297b7c (このIDを非表示/違反報告)
ああな - とても面白いです!!更新頑張って下さい! (2021年8月29日 16時) (レス) id: 2f413fef7d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:流瑠 | 作成日時:2021年6月5日 20時