学園の会計係は生徒会に溺愛されています【iris】

生徒会日記 ページ33

ｶﾞﾗｶﾞﾗｯ

水「ただいまー！！！」

ドアを開けるといつものメンバー

…と黒髪の少女が居た。

白「誰や」

「そんな怖い顔しないでよ〜
悠佑くん怖い…:(´;ㅿ;｀):」

黄「よしよし」

……………は？

女の子の頭を撫でる悠くん

…嫌だ。なんで頭撫でるの…？

嫌だ。嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ！！！

悠くんも離れていくの？

『…………、』

青「そんな悲しそうな顔せんといて〜」

ふわっと頭を撫でてくれるいふさん

…察してくれたのだろうか

「あ！自己紹介が遅れましたね！！」

愛「姫瀬愛瑠って言います！！」

白「初兎」

水「ほとけっていーます！！
イムくんって呼んでね！」

愛瑠…ってまさか……いや、そんなわけないか

『神崎です。』

愛「悠佑くんと神崎さんって
付き合ってるんですか？」

『は？』

黄「え？」

『…いえ。幼馴染なんです』

愛「そうなんですか〜！
じゃああたしが取ってもいいですよね！！」

は…？

愛「悠佑くん！好きです！！
あたしと付き合ってくれませんか…？」

………あぁ、告白しちゃった…

悠くんがずっと傍には居られないことは分かってた

彼女が出来て、結婚して、

幸せな家庭を築く。

でも私は1人だ。ずっとずっと。

だから孤独になるのが嫌だった。

…否、孤独になりたくなかった。

だから必死に作り笑いをして、周りに合わせて、

それなのに、それなのに……

黄「……A…？」

呼ばないでよ、その名前…

黄「なんで、泣いてるん…？」

『……え、』

泣いてる？私が？

違う。私は逃げてただけだ。

1人に、孤独になることから。

ﾄﾞｫｫｫﾝ!!!

白＆赤「「いい加減にしぃや。/して。」」

…怒ってる初兎さんとりうらさん。

なんで？私が泣いたから？

桃「姫瀬さん。
これ以上勉強の邪魔するなら帰って。」

青「俺らは告白を見に来たんやない。
勉強しに来たんや。」

水「Aちゃんを傷つけるなら許さないよ」

愛「ﾁｯ…あたし本気だから！！考えといてね！」

愛瑠さんはどこかに行ってしまった。

…でも。

『(なんで…止まらないの…？)』

黄「ごめんな…アイツ
ああ言わなきゃ中々離してくれへんのよ…」

『んんう…私我儘だから…』

『びっくりしただけだから大丈夫…』

桃「大丈夫…？」

『はい。勉強しましょうか』

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