学園の会計係は生徒会に溺愛されています【iris】

生徒会日記 ページ28

黄「そーいえば。」

『？』

黄「Aは初兎と仲直りしたか？」

『あ…えっと、その…』

黄「行ってこい！初兎なら許してくれるで！」

『…うん』

灰「よくわかんないけどがんば！」

『行ってきます』
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廊下を走っていると赤髪が視界に入った

『りうらさん！！』

名前を呼ぶと振り返る

赤「A？どしたのそんな汗かいて」

はいっとタオルを渡してくれたりうらさん。

『ありがとうｯ…ございますｯ…はぁｯ…』

赤「初兎ちゃん探してるの？」

『はい…』

赤「初兎ちゃんなら生徒会室に居たよ！！」

『ありがとうございます…っ』

赤「ううん！！タオルは明日
返してくれればいいよ！」

『お借りします！！それではまた！！』

赤「うん！またね！！」
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♢赤色視点♢

『んー…』

最近Aの最寄り駅の近くに出来た

ショッピングセンターの記事を見て顔を顰める

色んな物が売ってるんだって。

Aと一緒に行ったら

いつもの違う顔を見せてくれるかも…！

よし！誘うかぁ！

その前に…初兎ちゃんと仲直りさせないと…

「りうらさん！！」

『！』

突然声をかけられた。

振り向くとモカ色の髪をした少女が

息を切らしていた。

＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿Aだ。

正直言うとちょっとえっちだ。

『A？どしたのそんな汗かいて』

A体弱いのにそんな走ったら…

タオルを渡すと

A「ありがとうｯ…ございますｯ…はぁｯ…」

と途切れ途切れに言ってくれた

『初兎ちゃん探してるの？』

A「はい…」

…そっかぁ…初兎ちゃんに嫉妬しちゃうなぁ、

『初兎ちゃんなら生徒会室に居たよ！！』

そう教えてあげると

A「ありがとうございます…！！」

と言ってくれた。律儀だなぁ

『ううん！！タオルは明日
返してくれればいいよ！』

A「お借りします！！それではまた！！」

『うん！またね！！』

ぺこりとお辞儀をしてAは走っていった。

『…早くりうらのものになってよ、』

なんて言っても君には届かないから

絶対誰にも渡したくない。渡さない。

りうらの最高に大好きな人_____。

(いつかこの気持ち伝えられたらいいな)

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