学園の会計係は生徒会に溺愛されています【iris】

生徒会日記 ページ23

白「…んで楽しそうにしてたん」

『それは…』

白「好きなんやろ、アイツのこと。」

『違うよ…ｯ』

なんで、初対面で好きになるなんておかしいよ

白「じゃあなんなん？？あの男！！誰なん！？」

『…なんで、そんな怒ってるの…？』

白「僕が聞いてるんやけど？？」

『っ…ごめんなさい…』

白「…はぁー…」

頭をガシガシを搔く初兎さん

白「…僕たちが信用してるからって
何してもいいんとちゃうからな。」

…なに、言ってるの…？

白「…だから女の子は嫌なんよ((ﾎﾞｿｯ」

瞬間、私の中の何かが切れた

『…くせに…』

何も知らないくせに知ったような口聞かないでｯｯｯ

白「…なんやと？」

『私が誰かを信じるために
どれだけ努力したと思ってるの！？
何も知らないくせに！！』

白「…は？なんでAがキレてんの？？」

白「キレたいのこっちなんやけど！！！」

桃「はいストーーップ」

止めに入ったのはないこさんだった。

桃「もう始業時間だよ。」

白「…チッ」

舌打ちだけを残して初兎さんは消えてしまった



桃「…ごめんね、」

『…私も、熱くなってしまったので、』

目尻が熱くなり、涙が零れそうになった。その時

目の前が真っ暗になった。

「生徒会長くん。あとは任せてくれない？」

途端に頭に降り注ぐ優しい声

それはさっき聞いた_____


蒼空先生のものだった

桃「蒼空さん。」

蒼空「久しいね。生徒会長くん。」

桃「…良かった、蒼空さんになら
任せられそうです」

…なんでだろう、涙が溢れて止まらない。

蒼空「おいで。」

袖をひかれるまま、着いて行った
▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽
蒼空「何があったのか聞かせてくれるかな…？」

『…ちょっとした喧嘩です』

蒼空「の割に結構本気感あったけど…」

『……』

胸が痛いな、

蒼空「気が済むまでここにいてもいいからね」

『…行っちゃうんですか、』

蒼空「うーん…Aちゃんがここにいるなら
僕はここにいるよ」

…あれ、名前言ったっけ。

蒼空「生徒の名前位は分かるよw」

『そうですか、』

蒼空「うん。それに頼まれてるしね」

頼まれてる…？

『…誰に、ですか、』

蒼空「…もう言ってもいいよね((ﾎﾞｿｯ」

…？

蒼空「僕ね、Aちゃんの両親に頼まれたんだ」

蒼空「Aちゃんが幸せになれる
お手伝いをして欲しいって」


『…！！』

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