学園の会計係は生徒会に溺愛されています【iris】

生徒会日記 ページ22

ﾋﾟｯ「はい。どうぞ」

『…あの、』

「ん？」

『もう少しここに居てもいいですか？』

「うん。一緒に読もう」

『はいっ』

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「ここに…で…っていう言葉が…」

なんだろう…落ち着くなぁ、

『…あ、名前。』

「そういえば、まだ言ってなかったね…w」

苦笑いにして席を立つ少年

「僕の名前は蒼空。長月蒼空。」

『蒼空…さん？』

蒼空「うん。この図書室の司書と
保健室の先生をしてるよ」

『え、先生…！？』

蒼空「え？うん…見えないかな…」

『いや、制服来てるので、生徒かな…って』

蒼空「あはは…よく言われるんだ」

『…私は好きですよ。親近感湧くので。』

蒼空「ほんと？嬉しいなぁ…」

『なんで制服なんて着てるんですか？』

蒼空「…僕ね、この学校の制服好きなんだ」

『でも、色んな所ほつれてますよ？』

蒼空「なかなか直せる子がいなくてさ…」

……そっか、

『あの、良ければ私が治しましょうか…？』

蒼空「ほんと…！？いいの！？」

『はい。穴が空いてるところは
適当にワッペン入れときますね』

蒼空「本当にありがとうっ！！」

ぎゅっと優しく抱きしめられる

『えっ…と…子供みたいですね…』

すると図書室のドアが開いた

白「AーもうHR始まるでー」

『あ、はい』

蒼空「こんにちは〜」

手を振る蒼空先生に対して

白「…ども」

…？なんか警戒心が…

白「行くで」

強く手を引かれる

『いた…っ』

蒼空「よろしくね。またおいで。」

笑う蒼空先生は少し、少しだけ寂しそうだった

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♢白色視点♢

ｶﾞﾗｶﾞﾗｯ

「あっ初兎くん♡おはよぉ♡」

「今日もかっこいいね♡」

…はぁ、気持ち悪い

『…あ。』

A…まだ帰ってきてへんのか…

遅いな…見に行くか。確か図書室って言ってたな

☆＊☆＊☆＊☆＊☆＊☆＊☆＊☆＊☆
えーっと…Aはーっと…

……は？

僕は見てしもうた

Aが知らない男と抱き合ってる所を。

その男はこちらをチラッとみた。

そして、嘲笑うように_____

チッ…なんで、男と2人きりなんや…

イライラする…なんで…

Aも照れるなや、

クソッ…！！！あ"ぁイライラする…！！！！

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『しょ、初兎さん…！！痛いです…！！』

スタスタと足を早めていく初兎さん。

そしてどんどん腕を掴む力が強くなる。

白「…んで、」

『え、』

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