場地の嫁

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「Aの幼馴染みのドラケンこと龍宮寺堅です」




またアイドルの自己紹介みたいな感じでスピーチが始まった。





「Aは小さい頃からよく笑う、明るいやつでした」






「場地に一目惚れしたと聞いた時には驚きました。
場地とAが付き合い始めた時も驚きました。
場地に本当にこいつでいいの？と思わず聞いたりもしました」





え、なにそれ聞いてないんだけど






「場地は、Aとは最近出会ったばっかなのに昔から一緒にいるみたいに落ち着くんだ。きっとかけがえのない人になる。と言ってました」





え、なにそれ。それも聞いてないんだけど、






圭介のほうを見ると顔を背けやがった。
こっち見なさいよ







「この2人はたくさん喧嘩し、その度に周りを巻き込みまくりました。それは、2人らしいなと思います。
これからもたくさん頼ってください。」







「素直な2人のことが東卍のみんなは大好きです」







「A、さっきからずっと泣きっぱなしだけどいつから泣き虫になったんだよ笑」






泣きすぎて何も言い返せない







「これからもたくさん笑って、たくさん泣いて、
1度きりの人生をかけがえのないものにしてください。」








「結婚、おめでとう」








ケンちゃん、ありがとう

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