場地のヨメ

スキ×スキ 17 ページ18

『なんかイケイケなギャルみたいな子じゃん。
てか携帯持ってない？』


「ほんとっすね」




圭介を呼び出した女の子はイケイケ、一軍女子みたいな人。
普通に可愛い子。



『なんか撮ってない？あれ』


「ほんとだ」





「がり勉メガネくん、来てくれてありがと〜。」




なんかあの子ニヤニヤしてんだけど




「信じた？あのラブレター笑
がり勉くん純粋そうだもんね〜
ごめんね〜あれ、嘘なの〜」





ほー、噓コクってやつね。調子乗ってんじゃん




「...」



圭介黙ってるし。なんか言い返せばいいのに。




「がり勉くんと私が釣り合うわけないじゃん笑
冷静に考えればわかるでしょー」






駄目だ、イライラしたので女の子の前に立った。




「は？なにこの人」




思わず携帯の動画を止めさせて胸ぐらを掴んだ。



『人の気持ちを弄ぶような奴に彼氏なんかできないんだよ。
あんたみたいに心が汚れてる奴は地獄にでも落ちな。』


「は？なんなのあんた」





私は圭介の髪をほどいて、メガネを取った。



『あんたが嘘コクしたがり勉くんはなぁ、
男気のある超かっこいい人なんだよ。
まあ人を見た目でしか判断できないような、
あんたには釣り合わないけどね。』





女の子は圭介の顔を見て顔を赤くした。
もう遅いっつーの






『じゃ、圭介、千冬。かえろ』




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『圭介も圭介で、なに嘘コクされて黙ってんの。
なんか言い返してやればよかったのに』


「嘘コクなんてものがあるんだって初めて知ったんだよ」


「酷いモンすよねー。にしてもAさんかっこよかった」


『そう？ありがとー♡じゃあ、私と圭介はデートするから
千冬またねっ』


「はいっ！」

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