~ 幸福の日々 ~ 【文豪ストレイドッグス 短編集】

太宰治 【夢主がストレスのせいで感情が消えてしまったら】 ページ4

太宰 side




いつからだろうか。彼女が笑わなくなったのは



少し前まではあんなに笑顔だったのに...


私が何を話しても興味を示さずいつも上の空だ


何かあったのか聞くも『別に？何も無いよ』と言うだけだった



心配になった私は探偵社のみんなに相談して
1度探偵社に連れていくことにした



鏡 ｢A、久しぶり｣ にこ


『うん』


鏡 ｢！｣



探偵社の中でも鏡花ちゃんは1番Aに懐いていてAちゃんは鏡花ちゃんに会えばすぐに笑顔で抱きついていたくらい鏡花ちゃんが大好きだったのだ

それ故にあまりに変わってしまったAに鏡花ちゃんも驚いていた


太 ｢乱歩さん、どうすればいいかな｣


乱 ｢んー、Aはストレスでこうなっちゃったみたいだし｣


｢ストレス？｣


乱 ｢そ！Aは無理するからストレスすごく溜まってる。簡単に言えばストレスの溜まる器が溢れたってとこかな｣


そうだったのか...。気づけなかった
私がもっと早く気づいていれば止められただろうか？もっと早く...いややめよう今は解決する方法を考えなくては


太 ｢与謝野さんこれって治るものなの｣



与 ｢嗚呼、治るさ。この子はたくさん頑張った、だから心を休ませないといけない。まぁ1番の解決法はこの子に愛を注ぐのが一番なんじゃないかい？｣


愛...か




────── その後2人で家に帰った


ぎゅ


『治？どうしたの？』


｢A、A大好きだよ。気づいてあげれなくてごめんね｣


『？？？？』


｢私がいるからね、もう大丈夫だよ。頑張らなくていいんだよ｣


その言葉をかけた時Aがほんの微かに笑ったような気がした


もしかしたらAが戻るかもしれない



そんな微かな希望を抱いて今日も彼女に愛を注ぐ



END




リクエストありがとうございました！
引き続き中也さんも書きますのでよろしくお願いします！

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