〜SNOWY CRYSTAL TWO〜 ページ4
「何が入る気になった、ですか。貴方達のストーカー行為のせいで入らざる終えなくなったのでしょう!」
「でも、僕も社長も気にしてない!」
「少しは気にしてください!」
全く。いつものの事ながら、コイツらダメだ。イカれてる。やっぱり一回ぐらいは天誅した方がいいかもしれない。
「お三方は知り合いですか?」
「嗚呼。紹介が遅れてしまったね。賢治君。私の名は三宅花圃。そこの二人とは腐れ縁でね。まぁ。ここに入社することになったんだよ。よろしく。」
「はい!よろしくお願いしますね!」
……やっぱこの子いい子だ!
ヨシヨシ
「?何をしてらっしゃるんですか?」
「いや、とてもいい子だからね。」
「ん?なんか分からないけどありがとうございます!」
グハッ!私はもうこの子の虜だ!さぁ、好きにしてくれ!
「おい!ずるいぞ賢治!僕もなでなでしろ!花圃!」
「嫌だ。死ね。消えろ。土に還れ。切実に。」
そもそも、あの二人がこんな勧誘してこなければこんな面倒なことにならずにすんだのだ。これでも私は怒っているのだぞ!
「おい!太宰!お前のせいで1分28秒遅れてしまったではないか!」
「そんなカリカリとしてると皺が増えるよ?ほら、国木田君メモメモ取らないと。」
「本当か!?メモメモ」
「…………嘘だけど。」
「だぁざぁいー!」
「ちょっ、国木田さん!?」
入ってきたのは、眼鏡、白髪、包帯男。
どれも知らない人物だらけだな。まぁ当たり前か。
「しゃ、社長!?国木田独歩ただいま帰りました!」
「あっ、社長じゃないですかー!太宰治、ただいま帰りました!」
「中島敦、一応帰りました!」
中島君だっけ?一応ってなに?後、太宰君。何故敬礼。
「あれ?お客さんですか?」
「チッチッチ。違うんだなぁそれが。」
「あれ?乱歩さん今日テンション高いですね?」
「当たり前だろ!?太宰!花圃が来たらテンションも高くなるさ!」
「はぁ。」
乱歩のテンションの高さに思わずため息をついてしまう。
(多分あの人、相当大変だろうなぁ…)
中島君がそう思ってるのを勿論、私は知らない。
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フ瑠ラン(プロフ) - 二代目北斎さん» すみません!教えてくださってありがとうございます! (2018年2月25日 13時) (レス) id: ee34a8d56c (このIDを非表示/違反報告)
二代目北斎(プロフ) - オリジナルフラグを外し忘れてますよ。 (2018年2月25日 9時) (レス) id: 94827244c2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:フ瑠ラン | 作成日時:2018年2月25日 5時