▼ ページ6
NOside
金髪の少女は空を見ていた。
「■■■■は楽しくやっていらっしゃるのでしょうか……」
金髪の少女の瞳は不安気な色をしている。
「ハッ、あんな奴そこら辺で野垂れ死んでるでしょ」
「………」
「何故ここにいるのですか、
少女は少女に言われた言葉に苦虫を潰したような顔をする。
「私は
「自分で掴みとった、と言いたいのですか？ふふ、笑わせないで下さい当主サマ。貴女は自分で掴みとったわけじゃない、情けで貰えたのですよ。元々当主は■■■■が持っていたのですから」
明らかに少女の方が年下な筈なのに明らかに女性の方が怖じ気づいているように見える。
「あんな父親の分からない奴が当主に成れるわけ――」
「貴女は
淡々と、女性に軽蔑を見せた瞳の色で言う。
「末っ子の分際で生意気言わないで頂戴！」
女性は少女に怒鳴った。だが少女はなんとも無いようだ。コロッとした表情をしている。
「良かったですね、お婆様に気に入れられていて。きっと私もお婆様に気に入れられていたら私が当主だったでしょうに」
「アンタごときが成れるわけないじゃない！」
「特大ブーメランで返ってきていることに気づかないんですね」
「何ですって！？」
少女は真っ赤な顔の女性の横を通る。そして少女は女性の耳元で喋った。
「
そう言って少女は通り過ぎていってしまった。
「(姉様、きちんと逃げられましたか？貴女には
少女は微笑んだ。遠くにいる誰かの後ろ姿を見て――。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 44人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
零斗(プロフ) - とても面白かったです！これからも更新頑張って下さい！ (2019年6月2日 19時) (
レス) id: 300461bf22 (このIDを非表示/違反報告)
フ瑠ラン(プロフ) - 尾崎紅葉さん» 姐さんにはやっぱりバレたか……笑 私も○歩さん好きです！土台は乱○さんと言っても過言ではありません！これからもどうぞよろしくお願いいたします！ (2018年5月25日 22時) (レス) id: ee34a8d56c (このIDを非表示/違反報告)
尾崎紅葉 - 性格が文〇トの江戸〇 乱〇に似ててとても面白いです！更新頑張ってください！ (2018年5月25日 20時) (レス) id: f02ea9a8e7 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
