検索窓
今日:1 hit、昨日:13 hit、合計:11,837 hit

27 ページ7

JN「Aちゃん起きたー?起きてたら一緒にご飯食べ……やー!ユンギヤ!!あれだけ優しくするようにって言ったのに!Aちゃん、ユンギに何された?怖いことされた?大丈夫?」


後から部屋に来たジンさんが私たちを見て、何か勘違いしたのか凄い勢いで迫ってくる。

ユンギさんは何も悪くないから、涙を拭って早くジンさんの誤解を解かないと…


『あの!…ユンギさんは何もしてないです。私が…勝手に泣いたんです。ユンギさんも、ごめんなさい。』

JN「え、そうなの?やー、ユンギヤ、ミアネヨー」

YG「…」


私の言葉を聞いたジンさんはユンギさんに抱きついて、ユンギさんは少し怠そうな顔をしつつ受け止めていた。


JN「よし、じゃあ行こうか!」


そう言いながらこちらに伸びてくるジンさんの手を見つめる。

…この手は?


JN「みんなでご飯食べよ?」


みんなでご飯?
そう言えば部屋に入ってきた時もそんなことを…

でも、どーゆらことか理解出来なくて、呆然としていたら突然後ろから脇を抱えられて立たされた。


『!!』

YG「ほら。立てるだろ。俺も腹減ったし。早くこいよ。」


私を立たせたユンギさんはスタスタと部屋を出て行った。


JN「じゃあ…行こうか!」


ジンさんはそう言うと私の手を掴んで歩き始める。


『あの…みんなでご飯って…』

JN「ん?家族ならご飯はみんなで食べるんじゃないの?」


家族…


『でも、家族の中に、私がお邪魔したら迷惑ですよね。』

JN「え?家族の中に家族がいても迷惑じゃないでしょ笑」


さっきから本当にジンさんが言ってることが理解出来ない。


YG「…お前はもう仲間だってことだよ。」

JN「Aちゃんと会った時からね、この家のコにしようって決めてたんだ笑 だから、気兼ねなく此処で伸び伸び過ごして…俺の事も“オッパ”って呼んでね!」


…家族ってなに?

そんなの私は居たことないから分からないよ。


どうして傷つけた人間を簡単に受け入れられるの?
どうして人にそんなに優しくできるの?


私の頭の中は疑問で埋め尽くされた。

28→←26



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (54 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
312人がお気に入り
設定タグ:BTS , 紅一点 , 愛され
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:モチ | 作成日時:2023年11月3日 8時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。