第六十六話 ページ24
NOside
鳳仙は酒を一口飲み言う
鳳仙「貴様らわしをを査定に来たのだろう、気づかぬとでも思っていたか」
そういい立ち上がる
鳳仙「上の差し金だろう、強大な力をもち始めた吉原に恐れをなしたか、爺ども」
《爺?偉い人かなぁ?》
鳳仙「吉原巣くうこの夜王が邪魔だと」
そして上を脱ぐ
《何故脱いだ?やはり夜王だから変態なのかな?》
鳳仙「主らにこの夜王鳳仙を倒せると?」
阿伏兎「いやー、あんたと言えども春雨と正面からやりあう気にはなれんだろう、よく考えて行動したほうが身のためだ」
《でもこういう奴って執着心が強いから何しでかすか分かんないよね》
神威「そいつは困るな、そんなんじゃ、俺のこの乾きはどうすればいい、女や酒じゃ駄目なんだよ俺はそんなもの要らない」
《じゃあ私を嫁にするとか言うなよ》
そのときは天井に突き刺さった遊女が落ちてきた
神威「そんなもんじゃ、俺の乾きは癒えはしないんですよ」
そして突然と殺し合いがはじまる
神威「血、修羅の血
己と同等それ以上の豪なるものの血をもってはじめて
俺の魂は潤う」
そのときの神威の目はまさに殺人鬼
鳳仙「反目し殺し合いを演じたと聞いたが、血は争えんな
その目は奴の目
その昔、夜王と呼ばれ夜兎の上に君臨したわしに、唯一恭順せずたった一人で挑んできた男
主が父、海坊主の目」
《海坊主の子供ね、てことは確実に...》
鳳仙「三日三晩に続く打ち合い、昨日のことのように覚えておるは
わしとあれほど長く対峙したのははじめて
決着がつかなかったのも、奴がはじめてであった
そして、あんな幕切れも始めててあった」
鳳仙「神威、貴様に父が越えられるか」
神威「もうとっくに越えているよ
家族だなんだとつまらないしがらみに囚われ、子供に片腕吹き飛ばされるような脆弱な精神の持ち主に真の強さは得られない
旦那、あなたもあの男に似ているよ
外装はごつくても、中身は酒と女しかない
真の強者とは強き肉体と強き魂を兼ね備えたもの」
そういいどっちらもが構える
神威「何者にも囚われず
強さだけを求める俺にあんた達は勝てはしないよ」
《そうかなぁ、何もないって背負うことから逃げているだけな気がするけどね
まぁ私が言えた事じゃないんだけど...》
鳳仙「ぬかせ小童ぁ!」
鳳仙「やめろー!団長ぉ!」
トゴォンと大きい音をたてて二人は外に飛び出していく
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坂威瑠衣(プロフ) - 怜斗さん» コメント有難うございます!そう言っていただけると凄く嬉しいです (2018年8月28日 11時) (レス) id: 3a67c0c35e (このIDを非表示/違反報告)
怜斗 - 面白いです!!はやく続きがよみたいです! (2018年8月19日 12時) (レス) id: 62ec5422b1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:坂威瑠衣 | 作成日時:2018年8月7日 5時