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第五十五話 ページ11

NOside

銀時「相手が悪かったな、俺から財布をすろうなんざ百年はぇ
つめが甘いんだよ、盗みって言うのはな相手の懐にてをいれる度に自分の懐からも何かを失うってことよ」

《警察の前でその話する?》

少年「もういいだろ、パフェ奢ったんだから、もうよしてくれよ」

銀時「さてな、頼み事するなら筋をとうさにゃ、筋を」

少年「ええ?」

銀時「財布に入ってた金返せ」

《こいつとことんクズをつきとうすな》

少年「金って!あんたの財布、はなから空っぽだったろ」

銀時「しらばっくれてんじゃねぇぞ
七、八万入ってたはずだ、家賃払うつもりだったんだから」

《ありえねぇだろ》

少年「あんた、子供にパフェおごらせた上にたかるつもりかよ!どういう大人だ、うわっ」

言葉の途中で銀時が少年を掴み上げる

銀時「てめぇがガキって知ってるってことはもう立派な大人だよ
大人はちゃんと罰受けて、責任取らんと」

少年「ま、まってぇ、まって兄貴お願い」

銀時「誰が兄貴だ、てめえみたいな小汚ない弟持った覚えねぇよ」

『君の兄妹は超絶美人な妹だもんね』

銀時「てめぇ見たいなナルシストもやだね」

少年「おいらどうしても金が入り用なんす!」

そして二人は少年の案内である場所に向かった



《私神楽に会いに行こうとしただけなのに》

Aが落ち込んでる横で銀時は沢山の遊女に囲まれている

遊女「旦那、うちで楽しんでいかない?」

銀時「はいはい、あとていくから、あとで」

『モテモテだなー』

遊女「どうせ来るなら今でもいいでしょ?」

銀時「離せ!俺は積極的な女は嫌いなんだよ」



銀時「地下都市吉原桃源郷、中央暗部の職種に支えられ幕府に黙殺られる超放棄的空間常夜の町
マセガキめ、色仕掛けで俺をたらしこもうとは気が回るじゃねえか」

『男は天国、女は地獄の場所、何が桃源郷だよ』

と、Aは呟いた

銀時「お前回りに聞こえないようにしろよ」

『へーい』

銀時「そんじょそこらの女じゃ俺は満足しねぇよ
あの辺のランクのやつ用意してもらわにゃ」

《我が兄ながら軽蔑しそうだよ》

銀時の向いた方向には高いところにいる一人の花魁がいた

少年「あれはだめだ、兄貴じゃ手は届かねぇ
日輪太夫、この町一番の花魁だ
気にくわなきゃどんだけ金つまれようと殿様だろうが相手にしない高嶺の花だよ
それに、あの女はおいらが先に唾つけてんだ」

銀時「?」

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坂威瑠衣(プロフ) - 怜斗さん» コメント有難うございます!そう言っていただけると凄く嬉しいです (2018年8月28日 11時) (レス) id: 3a67c0c35e (このIDを非表示/違反報告)
怜斗 - 面白いです!!はやく続きがよみたいです! (2018年8月19日 12時) (レス) id: 62ec5422b1 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:坂威瑠衣 | 作成日時:2018年8月7日 5時

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