警 察 庁 副 長 官 【銀魂】弐

"烏と鬼の絆篇"〈死なせない。コイツは…、この人は…。〉 ページ5

信「A！」

「構うな！テメェはテメェの敵に集中しろ！」

信「…了解」

動け…




ｽﾞｼｬ!!


「くっ…」



背後に気配を感じる。



ｽﾞｼｬ……


信「…この人は簡単には死なせない…」


「のぶ、め…」

信「…5年前、あの人を逃した時から決めていた…もし、会う事があれば次は逃がすのではなく護ると。あの人じゃなくてもいい…他の誰かを護ると。あの人との誓い…だから坂田Aを簡単に死なせない……!」

信女の背後の敵を斬る私。



信「A……」


「…コイツは簡単には死なせない。」

「今生では逢えなかった…けれ、どアイツと誓った…から…。次はお前を護ると。5年前、そう誓ったから。だから、……今井信女は簡単には死なせない！」



永峰「烏と鬼の鎖ですか。つまらないですね。」



永峰「そんな鎖は簡単に引き千切ることができますよ。」


ｽﾞｼｬｧｧｧ!!!


「ﾊｧﾊｧ…」

信「…アナタの、方がつまら、ない…」

永峰「そうですか？あなた方を殺せば私のこの計画はうまく行くんです。そして、あのお二人に私の存在価値を認めてもらう。」



既に、Aも信女も奈落に洗脳された夜兎と戦っていた為体力の消耗、体の傷はいつもの彼女たちに比べたら多い。


「…ッ」

その上Aは万全ではない状態だ


信「A……」

永峰「…フフフ、あなた方はもうおしまいだ。」

信「「！」」


気づいた時には遅かった。



ｽﾞｼｬｧｧｧ!!!



「なっ…」

信「…誰…」



そう、永峰は倒れていた。


？「あっ、ごっめーん(^^)」

？「…洒落にならねェよ…」


「晋助！神威！」

チャキッ


直ぐ様、Aの前に刀を構え護る体制になる信女。


信「…鬼兵隊総督…高杉晋助…春雨第7師団団長…神威…」

神威「まあまあ、そんなコワイ顔しないでよ、お巡りさん(^^)」

晋「神威(ｺｲﾂ)の落ちこぼれを拾ってやったはいいがロクに使いモンにならなかったなァ〜…世話になったぜ、A…」

「世話になったぜ、じゃないわよ、利子何倍にすればいいか分かんないくらいよ。たんまり利子つけて返せコノヤロー」

晋「…本当、金銭関連になるとあのバカと同じだな…」

「そうだわ！なめんじゃねェぞ！庶民は生きるだけで精一杯なんだよ！低杉のくせしてボンボンとかまじやってらうぎゃ！？」

晋「誰が低杉だコノヤロー」

「え？誰も君の事だなんて言ってないけど？もしかして、高杉くん自分がボンボンとか思ってるの！？」

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