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【鬼たちの背負いし業】 ページ32

同居生活をして早数日。








ガチャッ



沖「あり?…いないのか…!?」





「あ、おかえり総悟。」





思わず見惚れてしまった。




今日は満月。



月を見上げながら煙管をふかす、Aの横顔はいつも以上に寂し気だった。




沖「今日も、見つからなかったのか」



「ああ。」



数日だけだが同居すればクセくらいわかる。




沖「泣きたきゃ泣けばいい」


「私は、泣いてはダメなんだ。鬼の子だから。哭くのですら許されない」


沖「A…」

次の瞬間目を疑った

沖「!?」


「うっ…けほっ…」


Aが吐血した。



沖「A!!オイ!!しっかりしろィ!!」

「だい、じょう、ぶ…」


沖「な、なにが!!」


?「按ずるな、沖田」

沖「藍田…」

藍田「…もう、この人は夜兎になりかけてる」


沖「は!?なに馬鹿な事言ってるんでィ!」


藍田「じゃあ何故この人が最近マントを被って行動してるんだ?何故除々に肌が白くなっていくんだ?」


沖「おい、まさか…アポサイドの威力って…」

藍田「ああ、俺達が思っていたよりひどいらしい。おまけにこの人は攘夷戦争の時に…」



「あい、だ…余計な事は…いい…」


沖「A!!!」

藍田「すみません。…」

「大丈夫だ。確かにあの光りのせいもあるな…」


沖「とにかく、明日は休んでてくだせェよ。」





.





神「A!!!!」



次の日、総悟とほぼ入れ替わりで来たのは神楽だった。


「神楽…」


神「聞いたわよ、サドから。ねえ、Aのその副作用…!?」


私は神楽を思い切り抱きしめた



「…そうよ。その通りよ。けど違う…私は助かる。だから、心配しないで…」


神「A…」


「ごめんなさい。思い出させてしまって。私、知ってるの。アナタの過去、アナタの母親。」

神「…パピーと知り合いだから?」


「うん。そう。」


神「…そう…」



「…神楽、綺麗になったわね。ホント写真で見た江華そっくりね…」


神「!」

その笑み

そのしぐさ


神楽の中で"ある人"を思い出させるには十分だった。





「…似てるって、前から思ってたんでしょう?神楽」



声を殺して泣く神楽をただ抱きしめた



江華が、できなかった分。

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設定タグ:銀魂 , 御名環 , 沖田総悟   
作品ジャンル:恋愛
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瑠楽(プロフ) - 栗医務さん» うわわわ!コメントありがとうございます!とっても嬉しいです(^^)そんなそんな…(:_;)光栄です!これからも、見てやってください!ありがとうございました! (2016年3月12日 0時) (レス) id: bb95ef3a59 (このIDを非表示/違反報告)
栗医務 - めっちゃ面白いです!!!!!!!!更新楽しみにしてます!!!!!!!!!!!! (2016年3月11日 23時) (レス) id: 2663802639 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:御名環 | 作者ホームページ: http://uranai.nosv.org/u.php/hp/092710021/  
作成日時:2016年2月27日 9時

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