103 ページ23
貴女side
『う…、私のせいでごめんなしゃい……』
敬「これくらい大したことないぞ。…軽すぎないか？」
『少なくとも夏休み中は敬人先輩と同じもの食べてましたけどねぇ…』
目が覚めた後すぐに学校が始まり、生徒会のみんなに激しく謝り、
久々の学校が楽しくて庭を駆け巡っていたら忍くんの掘った落とし穴にはまって捻挫してしまった。
…長いな。
その後その場で忍くんに土下座された。
そして足が痛くて動けないことに気づいた私は今、敬人先輩におぶってもらっている。
ちなみに帰り道。
『いだい……』
敬「鬼龍に校舎から見張らせておいて正解だったな…。」
『え、見張られてたの！？気づかなかった…』
敬人先輩が歩く度に少し揺れるのが心地よくて、彼の首元に顔を埋めた。
あ、いい匂い
敬「………///」
『ん…、そういえば、寝てる間に変な夢みたの』
敬「夢？」
『うん、1年前の自分が、1年前の敬人先輩とお弁当食べながら話す夢』
敬「………」
『私、正直あの頃のことあんま覚えてないんだけど、
あの時私、敬人先輩に1回告白されてたんだね？』
敬「あぁ…、したな。あの時は振られたが…。」
『やっぱ本当だったんだ！私が敬人先輩振ってたとは……。なんかごめん…。』
敬「いや、Aも当時恋愛感情なんてよく分からなかっただろうし…。
俺も俺で突発的だった節があったしな。謝る必要はない。」
『そっか…。それと、夏休み明けたからもう帰っちゃうの？』
敬「あぁ、事件も解決したから明日には帰るぞ。」
『………そっか。』
敬「寂しいのか？」
『……ん、』
敬「ふっ…、大丈夫だ。寂しくなったらいつでも電話しろ。
Aが寝るまで何時間でも話し相手になってやる。」
『いいの？やったあ〜』
ちょっとだけ、寂しくなくなった。
今日は絶対一緒に寝ようそうしよう
続く (更新停止中)
お気に入り登録で更新通知を受け取ろう
←102
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 144人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：るる | 作成日時：2022年8月31日 20時
