96 ページ16
1日前
茨side
ここに定期的に通い始めて1ヶ月が経とうとしていた。
茨「新しい薬というのは、どのような効果を出させるのですか？」
柴「んー、今回は脳じゃなくて精神に干渉させるものを作ったんだ〜。
まあ言っちゃえば、投与されたら体の自由がきかなくなる。
とは言っても心の奥底にある感情や欲望を覚ますだけだからねぇ〜。
A様が相当闇深い人だったら殺人鬼にでもなっちゃうかも♡」
茨「さっ…、殺人鬼…！？」
柴「あーあとね、私の目的この前言ったでしょ〜？」
茨「…Aさんを愛するのはあなただけ、Aさんが愛するのもあなただけってものですか？」
柴「そぉ〜！それにはまず外堀を潰さなきゃでしょ〜？
A様がうまくいって殺人鬼になってくれれば自然と外堀は潰れるしぃ、
それで信頼とかなくなってみんなA様から離れてくじゃない？
これで外堀は完全に潰れるはず〜！
あと、もう一個薬の効果があって、
A様は私からの愛を求めるようになる、そんな効果！どう？よくな〜い？」
いいもなにも、そんなの大変じゃないですか…！
今すぐ止めないと……
柴「今すぐ止めないととか思ってますぅ？」
茨「っ！！」
柴「もう遅いよぉ。多分今頃向かってると思うし、それかもう打っちゃってるかなぁ？」
茨「は……！？」
今からじゃ間に合わないっ！
Aさんは優しくて可愛くていい人……
殺人鬼なんか似合わない…！！
柴「明日どうなってるかなぁ〜！報告楽しみだな〜〜！」
茨「クソがっ……！！」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 144人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：るる | 作成日時：2022年8月31日 20時
