どうされたいか、言ってごらん？ (ページ10)

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数分後

さっききた店員の人が「どうぞ」って私たちの席を左手で指した

そして、やって来たミサキさんは

ミサキ「まーくんっ！！来たよ・・・って、え？！A？！」

『ミ、ミサキ？！』

このお店を紹介してくれた友達、ミサキ本人だった

『え、バイトじゃなかったの？』

ミサキ「予定より早く終わって…Aに連絡しようと思ったんだけど、私いないから来てないだろうと思って……まさか来てるなんて！」

ミサキは目をまんまるくして驚いた顔してる

私もきっと同じ顔。

でも、ミサキが来てくれて良かった

ミサキの顔を見て心の底からほっとしてる

ミサキとは高校からの付き合いで結構長い

私は普通の会社に勤めて仕事してるのだけど、ミサキは前に働いてた会社を上司と揉めたことを理由に半年で辞めて只今バイトをしながら就活中なのだそう。

大変なはずなのにホストクラブの常連って・・・

仕事早く見つけなさいよって話なんだけどね(笑)

こういうところでストレス発散をしてるんだと思うと

まあ、それはそれでいいとも思う

それにしても偶然会うなんて・・・

雅紀「え、なになに？2人とも知り合いだったの？！」

ミサキ「そうなのっ！高校からの友達！ミサキの親友っ！」

雅紀「へえ(笑)」

あははって感じで雅紀さんに微笑む

いやだって・・・

ミサキ・・・

ミサキ「ねえねえ、まーくん！ミサキお酒ちょっと飲んできちゃったからもう酔ってるのっ！」

雅紀「え？(笑) 飲んじゃったの？どこで？」

ミサキ「コンビニで買って、ここに来る間飲んだ！」

ミサキ、すごいテンション高い

見たことないくらい高い

さっきまで私と目を合わせて話してたのにもう雅紀さんの隣に座って雅紀さんに夢中だ

ミサキの言う通り確かにミサキはちょっと酔ってるみたい

スカート履いていて女の子らしい格好してる

まあ、私もスカート履いてるけどミサキの方が何倍も可愛く見える

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