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・その7 ページ7

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人気のない工場街の片隅。
巨大化したスダルとパトカイザーが戦う足元で、快盗とアリスは静かに睨み合っていた。



「私の用件はそのコレクションの回収だ。」



魁利「もしかしてスダルのミスを挽回しにきたってこと?
ギャングラーにも仲間意識とかあるんだ〜。」



「……仕事だからな。」



茶化すような魁利の言葉に、アリスは目を眇めて答えた。
2人のやりとりを静観している透真と初美花だが、気を抜けば妖しくギラついている彼女の刃先に吸い込まれてしまいそうだ。



「こうしてお前たちと剣を交えるのは、初めてだな。」



魁利「なに、楽しみにしてたの?」



「……あぁ。お前たちの実力を直接知りたかった。」



魁利「なんだ、ソッチかよ。期待しちゃったじゃん。」



「……残念だが、私は任務に私情を挟まない主義だ。」



アリスは思ったより話が通じるのか、と透真は感じた。
魁利が軽口を叩くのは警察だろうとギャングラーだろうと同じだが、それに付き合うのは彼女が初めてだ。



魁利「ずいぶんお堅いねぇ〜
じゃあそのお仕事ついでに俺たちの相手してもらおうか!」



魁利に合わせて透真と初美花もチェンジャーを構える。



「「「快盗チェンジ!!!」」



3人は姿を変える時の閃光を利用しながらアリスに向かって攻撃を仕掛ける。


以前アリスと対峙した時はラミラが出現した時だったか。
彼女にさんざん振り回されたのを思い出し、チェンジャーのハンドルを握る手に力が入る魁利。



快盗の戦いぶりはやはり、警察に比べればトリッキーな戦闘スタイルではある。
正攻法なんてお構い無しに、相手の意表を突く動きの連続だ。

しかし、それはアリスとてお手の物。
彼女と同じフィールドに立つということは真っ向な実力勝負を挑む事になる。





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かな - 続きが楽しみです (2月18日 8時) (レス) id: 840a7f1f24 (このIDを非表示/違反報告)
サクラ - 待ってます! (1月19日 23時) (レス) @page16 id: 840a7f1f24 (このIDを非表示/違反報告)
カホ - 続きお願いします。 (11月13日 20時) (レス) id: 57157133d2 (このIDを非表示/違反報告)
ミミカ - 待ってます! (9月23日 22時) (レス) id: 57157133d2 (このIDを非表示/違反報告)
ノノ - 続き待ってます! (8月23日 11時) (レス) @page15 id: 8226e604cb (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:くっきーー(゚レ゜) | 作成日時:2022年8月1日 0時

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