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8 極力かぁ…まぁ、うん。 ページ9
『あぁ、やはりお前か。スート』
部屋に入ってきたのはスートだった
st「単刀直入に聞きます。隊長はやったんですか？」
はじめの質問がそれか
まぁいい
『やっていない。そもそもやる意味がない』
st「そうですか。でも、一度認めたそうですが？」
やはりそれを聞かれるか
しかし、よく情報を仕入れたな
カノンあたりが言いふらしてでもいるのだろうか
『この国から出ていきたいと思ったから。国外追放にでもなればいいなと思い』
自分でもなぜあの時あんな判断をしたのかがよくわからない
ただ、あの時認めていなかったら今も質問が続いていただろう
st「…そうっすか。俺は隊長のこと信じてるんで。じゃあ俺はもう戻ります」
『わかった。そうだ、明日の午前の訓練、よろしくな』
頼むのを忘れるところだった
危ない
st「あーわかりました。極力やるんで」
極力…ねぇ
まぁ仕方ないか
『じゃあ、しっかり休んでくれ』
st「ゆっくり休めないかもしれませんけど、隊長も。じゃ」
ｶﾞﾁｬﾝ
はぁ、暇になったな
しかし気が抜けない
明日はゆっくり眠らないとだな
業務に支障が出る
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作者名：おいしいチョコ | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/ruo0908sha1/
作成日時：2021年10月20日 21時
