無能、国外逃亡してきま～す☆【d!】 (ページ10)

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ここにいると時間感覚が狂うな

地下だから外の様子が一切わからない

今は一体何時くらいなのだろうか

おそらく次の日にはなっていると思うが、

なにもしていないと時間の流れは遅く感じるからな

正しい時間がわからなくなる

暇だ

誰か来るわけでもなさそうなため、とにかく暇なのである

『スート、訓練やってくれているだろうか』

自分以外誰もいない空間に、その声だけが響き渡った

改めて1人ということを思い知らされるな

誰か来るな

ｶﾞﾁｬﾝ

おそらく…

カノンだろう

ka「あ！Aじゃーん！どう？自国の拷.問部屋に閉じ込められる気分は！」

コイツ、性格が違いすぎる

多重人格を疑うレベルで変わりすぎている

『そうだな、「暇」だな』

ka「…ｯﾁ」ｶﾞﾝｯ

カノンが舌打ちをしたと思ったら、

思い切り私の腹をけられた

両手を後ろで縛られているためガードすることができなかった

力がそこまで強くなかったため、痛みはほぼなかったのだが

ka「あのさぁ、なんで認めたりするかな？私の計画ではお前が最後まで認めないことで上手くいくはずだったのに…まぁいいや。これでもまだ上手くいくから」

計画？

何を言っている？

まぁなんでもいいか

どっちにしろ私は＿＿＿＿＿