無能、国外逃亡してきま～す☆【d!】 (ページ12)

今日:3 hit、昨日:2 hit、合計:16,437 hit

11　あたり強くない！？ページ12

さて、そろそろ1時間経った頃だろう

迎えが来るはずだ

…扉付近に4つの気配

1つは国王、他は…全員幹部か

ｶﾞﾁｬﾝ

国王「A、反省はできたか？」

本当はやってなんかいないので反省のしようがないのだがな

『えぇ。もちろん』

こう言うしかないだろう

部屋に入ってきた幹部の中に外交官がいるが、

嘘だとは気づかないだろう

なぜならそこまで優秀じゃないからだ

よく今まで外交先で毒を盛られなかったと思う

国王「そうか。これからお前を解放する。ただ、お前が今生きているのはカノンのおかげだ。しかしカノンは本当に優しい。自分を傷つけたやつを許すなんてな。A、これからはカノンに感謝しながら生きろ。いいな？」

なにが優しいだ

本当に優しいならここに来て私の腹をけったりしない

ただここでYESと言わないと確実に処刑なのだろうな

理不尽の一言に尽きる

『わかりました』

国王「うむ。ではウリア、コイツを解放してやれ」

ウリアがこちらへ近づいてきて紐をほどいた

あ"ー痛かったな

腕が赤くなっているかどうかその場で確認しているとウリアに「さっさと行け」と言われて背中をけられた

あたりが強いな

カノンに買収でもされたか？(笑)

なぜあんな簡単な嘘が見抜けないのだろうか

あぁ、本当に

さっさとこの国から出ていきたい

ーそんなことを考えながら自室へと戻っていった