無能、国外逃亡してきま～す☆【d!】 (ページ3)

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2　まじかぁ…ｷｯﾂページ3

ー幹部会議室ー

ｶﾞﾁｬ

扉を開けると他の幹部がチラホラと来ていた

ただ、まだ全員ではなかった

いつも遅刻をしている奴らだから特に心配はしないがな

自分の席につく

正直暇だったが、まぁ代わりにすることもないので席についてぼーっとしていた

しばらくすると残りの幹部たちが来た

あーいや、国王さんはまだだったな

おそらく新しい幹部を連れてくるのだろうな

…暇だなぁﾎﾟｹｧ

おっと気を抜きすぎたな

ｶﾞﾁｬ

国王さんが入ってきた

新しい幹部を連れて

匂いがきついな

香水を頭から被ったような、そんな匂い

私の席から扉までは5メートルほどあるが、ここでもきついということは近くだと鼻がもげそうだな

私はふと、顔をしかめてしまった

それに気が付いたのか、新しい幹部は

「ひ！」

と、声をあげた

私は顔をしかめただけなのだがな

睨んだようにでも見えたのだろうか

国王「カノン、どうした？」

新しい幹部はカノンというらしいな

というか、国王さんの言い方に少し違和感を覚えた

もしかして、好意を抱いている？

まさか、な

ka「い、いえ、そこの方が私を睨んで…」

…やはりそう見えていたか

『いや、そこのカノンさんには申し訳ないが匂いがきつくてな、少し顔をしかめてしまっただけだ。すまない。』

こういうのはさっさと弁明をした方がいい

あとでグダグダ言い続けられるのが面倒くさいからな

国王「そうか。しかし、本当に睨んだ場合問答無用で解雇だ。いいな？」

あぁ、やはり惚れているな

これは下手に動けないな

まぁ最初から動く気はないがな

『かしこまりました。』