暗転タイアード ページ10
ハァ…ハァ…
身体中がまるでひび割れたかのようにギシギシと悲鳴をあげ、今にも破裂しそうなほど激しく拍出している
『…っ
あの状態でユニーク魔法を2つも使うのは、間違っていたかも知れないね…』
ふらつく足に鞭打って目的地へと壁伝いに向かう
きっと今回の出来事は今後のリドルの行く末に大きく影響を及ぼすことになるだろう
それが実際にいい事なのか悪い事なのか…
今の段階では判断することは出来ない
しかし一度弱みを見せることが出来れば、必然と他人との距離は近くなりお互いには頼りあえる間柄になるだろう
完璧人間には近寄り難く感じるものだから
『明日からは薔薇の世話をやり直して、荒れた庭の片付けに…
あぁ…リドルのことだ
きっと、なんでもない日のパーティーをやり直すのだろつね…』
明日もやる事がいっぱいだ
『…いそ…し、く…そ…う』
頑張ろうと息巻く思考とは裏腹に酷くなる頭痛
一ミリも上がることの無い、ただ引き摺っているような足
ぼやけていく視界
体が限界だと、もう動けないと頭の中で警告を鳴らす
トンッ…
ふと身体に僅かな衝撃が加わったかと思うと、さっきまで下にあった廊下の床がほぼ同じ視線にあった
全身の感覚が鈍化していく中
「とんだBad boyだな…」
そんな声が聞こえ、私は意識を手放した
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白(プロフ) - あくもんさん» 感想ありがとうございます!返信遅くなってしまいすみません…🙇♂️そう言って頂けると本当嬉しくってとても励みになります!!あくもんさんにもっと好きになっていただけるよう頑張って夢を膨らませていこう思います!笑 (2022年4月5日 21時) (レス) id: f203a5e0bf (このIDを非表示/違反報告)
あくもん(プロフ) - めっちゃ好きです。ほんともう、結婚してほしいです((すみません…これからも御身体には気をつけて頑張ってください!!!応援してます! (2022年3月29日 15時) (レス) @page6 id: cfb31e7c1d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:白 | 作成日時:2022年3月9日 18時