【ツイステ】紅き薔薇に忠誠を-2-【男主】

風説ティータイム ページ14

『不可解な事件…ですか？』

ある日中庭でお茶をしていると寮生が興味深い話題を持ってきた

ﾓﾌﾞ「どうやらマジフトの有力選手が次々に怪我してるんだとさ
Aも優秀なんだし気をつけろよ？」

ﾓﾌﾞ「まぁ、Aのことだ
手出させる前に気付くだろうけどね」


なるほど…マジフトの有力選手の怪我
そのどれもが不注意

何か引っかかるな

『忠告いただきありがとうございます
皆さんもどうか気をつけてくださいね』

とても嫌な予感がする…




彼らが去った後しばらくしてこちらへ走ってくる人影が見えた

デ「A先輩！！
はぁ、はぁ…トレイ先輩が怪我をして医務室に運ばれました！」

『…トレイさんが？』

とりあえずデュースと共に医務室へ向かった



医務室ではベットで横になっているトレイさんとその傍らに寄り添うリドルとけーくんがいた

リ「僕を庇ってトレイが…」

ト「大丈夫だ、マジフトには参加出来ないがそんな大きな怪我じゃない」

話を聞くと階段を下っていた二人だったが途中でリドルが階段を踏み外し？落下

それを庇うようにトレイが下敷きになった、と…


ケ「とりあえず怪我してる人にこんな群がったら邪魔だろうし、外に出よっか！」


けーくんに促され医務室を出た私たちだったが

リ「ケイト…いや、みんなに少し聞きたいことがあるから

A、先に戻っていてくれないかい？」


リドルに先日言われたことを思い出し渋々頷いた

『わかりました
ですがどうか無理しないでくださいね？』


リ「あぁ、わかってるよ」


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
時は遡ってなんでもない日のリベンジが行われた日


リ「A…僕は君に頼りすぎていたんだと思う
実際に君がこんなになるまで気付かなかった」


甘えてばかりじゃいられない…


リ「僕にもう一度チャンスをくれないかい？
次こそ僕が何をし、何を望むのか、僕に出来ることは何か明らかにしたいんだ」


魂の繋がりが弱まってしまっている今…


リ「ずっとじゃなくていいんだ
しばらくの間、僕一人で頑張らせて欲しい

君には僕を信じて待っていて欲しいんだ」


だから"お願い"


リ「どうか僕を見守っていて…」



『My Queen…貴方がそれを望むなら私は付き従いましょう』




でも忘れないで、私はいつでもあなたの味方です…

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━








『さて私も動きますか』

悪計ツインズ→←閑話

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す