ずっと… 【終わりのセラフ】6 (ページ6)

今日:13 hit、昨日:20 hit、合計:2,934 hit

251 ページ6

ミ｢なんで僕一緒に東京に向かってるんだろう｣

とミカエラが急に声を上げる

優｢仲間が増えたな｣

ミ｢増えてないよ｣

優｢もっと増えるほら、世界が良くなれば人間はまた増えるんだ｣

ミ｢興味無いなぁ、僕らはもう人間じゃないしね｣

『確かに、私は3人でバカをしてみんなが居ればそれでいいから興味無いね』

与｢なんか楽しそうだね｣

ひょこっと車の窓から上半身を乗り出し屋根上を覗いてくる与一

『楽しいよ、与一もくる？』

与｢いいの？｣

優｢もちろん、なミカ｣

ミ｢やだけど｣

優｢いいって｣

ミ｢えー｣

与｢屋根が気持ちいいからみんなあがっておいでってミカさんが言ってるよ！｣

ミ｢はあっ！？｣

『ぷっあはは』

ミカエラに少しいじめられた与一はお返しと言わんばかりに言ってもないことをみんなに伝える

シ｢なんの御用でしょうミカさん｣

ミ｢呼んでないけど｣

三｢こんな子供みたいなことが好きなんてやっぱり優と類友なんだな｣

ミ｢だから呼んでな…｣

シノアと三葉が屋根上を覗きにくればミカエラに話しかける
そして、君月はミカエラの背後へと座ると

君｢ちょっとせまい、よれよ｣

ミ｢ああ！？くっつく必要ないだろ！｣

わざとミカエラにくっつくように座る

優｢ミカミカ｣

ミ｢なによ｣

優｢仲間が増えた｣

ミ｢うるせー！！｣

グイッ

｢｢｢わああぁぁあ！！｣｣｣

屋根上へと上がってきたシノアたちも座れば下で運転していた鳴海が何も考えずにハンドルは急に切る
すると必然的に車体は揺れ上に乗っていれば危うく外へと投げ出されそうになる

『あぶなー落ちるとこだったぁ』

シ｢Aさんは一番安全なシートベルト付きで全然落ちそうに無いですけどねぇ｣

三｢確かにな｣

『えへへ、いいでしょ』

シ｢これは惚気られてますねぇ｣

三｢だな｣

『シノアも三葉も優ちゃんに持たれればいいじゃんー』

シ･三｢｢っんな！｣｣

優｢ん？呼んだか？｣

『あ、優ちゃん2人がくっ＿＿＿』

シ･三｢｢あぁー！！！｣｣

シ｢みっちゃん、風が気持ちいいですねー！！｣

三｢そ、そうだなっ！！！｣

慌ててAの言葉に大声で被せるシノアと三葉にAは笑い、どういうことかわからない優一郎はただ頭を傾げるだけだった

ミ｢ふーん、優ちゃんモテるんだ｣

『ほんと、罪な男だねぇ』