52.境界 ページ8
”この学園には異界に通じる七つの場所がある”
花子「あの階段はその一つ消えた生徒達は異界に連れていかれたんだろう」
寧々「異界…?」
A「境界と言って生きた人間が迷い込んでしまうと存在ごと消されてしまうの、寧々ちゃんや少年みたいなちょっとトクベツな人間は影響を受けずに済むみたいだけど」
光「境界…兄ちゃんから聞いたことがあるぜ」
光「境界は此岸と彼岸…二つの岸辺を繋ぐ海でそこは行く宛のない死者と怪異と誰からも忘れ去られたモノ達の世界だって」
A「その通り!」
花子「博識じゃん少年」光「う…」
寧々「そっ、そこに行った人はもう戻ってこれないの…?」
私と花の服の袖口を引いてくる涙目の寧々ちゃん
A「…大丈夫!そんな顔しないで!」ムニッ
寧々ちゃんの口角を指であげる
花子「大丈夫、ちゃんと助けるさ」ニ
A「前にも言ったでしょう?私たちは七不思議の七番目と零番目」
花子「ヒトと怪異の関係を正しく保つ義務がある」ムニ〜
そう言いながら寧々ちゃんのほっぺをむにむにする花
花子「もちろんヤシロにも手伝ってもらうけどね」
寧々「花子ぐん…Aぢゃん…」グスッ
花子・A「ヨーシヨシヨシ」
光「オラァ!!」
寧々・A「ビクッ」
…び、びっくりした…
花子「なんだよーこれからがイイトコなのに」
あれっ?そういえば少年私まで庇ってる
光「触んなドスケベ野郎!!Aとかは服捲られてたし!警戒しろっ!テメー先輩を境界に連れてくつもりだろ!」
花子「まぁ、そーだけど…てか、いつまで俺のAに触ってるのさ」グイッ
…服捲った奴のとこに行きたくないよ
花子「…なぁに?A」ニコニコ
A「服、捲らないでね…」
花子「ん〜考えとくね!」にぱぁっ
うわぁ…
光「俺も行くぞ!そんな危険な場所にお前と先輩を二人っきりで行かせれられねぇからな…先輩は俺が守る!!」
A「熱血ゥ〜!」
花子「いーけど…少年は俺の助手じゃないし守ってあげないよ?Aは別だけど」
光「テメーの助けなんざ借りっかよ!!」
花子「肉片になっても知らないよ」
ワオ、悪い顔
光「にっ…じょ」
”上等だオラァ!””あはは”
寧々「もー…」
寧々「葵…きっと助けてあげるからね…」
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ミク(プロフ) - 番外編見たいです (2020年5月23日 16時) (レス) id: 1e828f9e08 (このIDを非表示/違反報告)
runasirose(プロフ) - すみません!つい、夢中になってしまって…最初の時も指摘下さってありがとうございました!気をつけますね! (2018年10月28日 0時) (レス) id: 25b21abf11 (このIDを非表示/違反報告)
まる - 作品を作る前にルールをしっかりご確認ください。オリジナルフラグをちゃんと外して下さい (2018年10月28日 0時) (レス) id: d65d31083e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:runasirose | 作成日時:2018年10月28日 0時