86.二人の過去 ページ45
※誰sideでもないです
”5時30分になりました外で遊んでいる子供達は気をつけてお家に帰りましょう”
五月蝿いくらいの蝉の鳴き声
無邪気な子供達の笑い声
夕陽に染まる町並み
そんな昔の風景…
※ここから昔のAside漢字変換がおすすめ
土籠「何度も言うが俺ァ担任としてお前らの力になりたいだけなんだよ」
土籠「だから…そんな顔するな、柚木、柚木」
(ユギ、ユズキ)
私達のケガの手当をいつもしてくれる担任の
土籠先生
普・A「……」
でも、話せる訳がなかった
妹にやられてるなんて
土籠「いい加減話しちゃくれんかねェ、毎日毎日…誰にやられてる?」
普・A「………」
土籠「まァただんまりか」
土籠「はー…お前らは一年の頃からこうだな」
土籠「怪我は減らねェ、友達はそんなにいねェ、授業はサボる、(頭はいいくせに…)…聞いてんのか? 柚木 普 柚木 A 」
普・A「土籠先生シツコイ」プイッ
土籠「お前らァ…」
土籠「…あのなァ、俺はお前らが心配だよ」
…ケガのことかな
A「心配ってこれ?全然ヘーキだよ…いいよ別に」
普「そうだよ、いいんだ、別に」
土籠「良くねェ」ガッ
あまりの勢いで肩を掴んでくるので少しビックリした
土籠「一体どんな理由で、こんなふうに人を傷つけて許されるって…」
普・A「いいんだ」
A「誰も許さなくったって、理由なんかなくったって…」
普「俺らが許すから」
これは傷をつけられているのが大切な家族だからこそ言える話
…
普「……先生、俺ね、月の石持ってるんだ!」
土籠「は?」
唐突に普が言っちゃうもんだから先生もビックリしている
普「俺らが4つの頃だったかな、目の前に落ちてきたんだ」
ポケットから石を出す普
普「これがそう」
A「ホンモノって言ったら信じる?」
土籠「……いや」
知らない人が見たらどう見てもただの石
普・A「あはっ、だよねー」にぱっ
私達はつくづく双子みたいだなと思う
周りからもよく言われていた
でも、生憎私達には双子がいる
性格なんてものは真逆
私達は相思相愛
A「でも、私達はホンモノだって信じてる、だからこれは誰がなんと言おーと月の石なんだよ」
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ミク(プロフ) - 番外編見たいです (2020年5月23日 16時) (レス) id: 1e828f9e08 (このIDを非表示/違反報告)
runasirose(プロフ) - すみません!つい、夢中になってしまって…最初の時も指摘下さってありがとうございました!気をつけますね! (2018年10月28日 0時) (レス) id: 25b21abf11 (このIDを非表示/違反報告)
まる - 作品を作る前にルールをしっかりご確認ください。オリジナルフラグをちゃんと外して下さい (2018年10月28日 0時) (レス) id: d65d31083e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:runasirose | 作成日時:2018年10月28日 0時