81.依代ちょーだい ページ39
土籠「…随分乱暴な解決方法ですね」
花子「この学園にはコワーイ祓手がいるんだよ、そっちに存在ごと消されるよりはよくない?」ゾワ
…一体何が…
A「依代を壊せる寧々ちゃんがいるから話も早いよね、てことで…土籠…?」
寧々ちゃんの手を掴み手のひらを向けさせて言う
A・花子「依代ちょーだい?」
土籠「…断る」
土籠「と言いたいところだが、俺ァ荒事は好かん、この書庫を依代探しの名目で荒らされるのも御免だ」
ヤコ「アンタ喧嘩弱いだけでしょ」
正直に言いなさいよ、と付け加えるヤコ
土籠「黙れエキノコックス」
土籠「依代を渡せと言うなら応じよう、ただし条件付きだ」
『ジョーケン?』
A「…嫌な予感」
土籠「俺は知りたがりな怪異でねェ」
やっぱりっ!趣味悪いなぁ…
土籠「ここ”16時の書庫”には学園にまつわることなら過去から未来まで全ての知が集積されている、自慢の社だ」
土籠「たとえ一時でもこの書庫を俺から奪うと言うのなら…」
土籠「それに見合う情報を寄越せ」
『情報…?』ゴクリ…
土籠「そう、つまり…」
土籠「お前らの個人的な秘密を教えろ」
…は?
皆固まったじゃないの
光「ハッ、はぁーー!!?」
寧々「ひひ、秘密!?」
土籠「知りたがりだっつったろ」
花子「二人が秘密を話さなかったらどーすんの?俺達とケンカする?」
土籠「…まさか依代は渡しますよ」
寧々・光「ほっ…」
土籠「だが腹いせに、お前らの恥ずかしい秘密を校内放送で垂れ流してやるよ」
寧々「………」
すごい形相で固まる寧々ちゃん
光「そっ、そそそ、そんなハッタリつつ、通じねーぞ」
土籠「ほォ?、まぁまァ面白かったぞ、この本」
寧々「ヒッ…それ!!」
あ、寧々ちゃんの本だ…
土籠「ま、そういうことだ、そんじゃァ」
土籠「精々俺を楽しませろよォガキ共」
…すごい顔
こうして秘密暴露大会が開かれた
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ミク(プロフ) - 番外編見たいです (2020年5月23日 16時) (レス) id: 1e828f9e08 (このIDを非表示/違反報告)
runasirose(プロフ) - すみません!つい、夢中になってしまって…最初の時も指摘下さってありがとうございました!気をつけますね! (2018年10月28日 0時) (レス) id: 25b21abf11 (このIDを非表示/違反報告)
まる - 作品を作る前にルールをしっかりご確認ください。オリジナルフラグをちゃんと外して下さい (2018年10月28日 0時) (レス) id: d65d31083e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:runasirose | 作成日時:2018年10月28日 0時