【ポケスペ】SHINY (ページ15)

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休題。ページ15

※ちょっとした合間の気休めです
※みんな(？)います謎時空

***

「えーっと…」
「これは…」
「……How Cute…!!」

『～～～ッ！！』

上から順に、クリス、ホワイト、ルビー。そして私。

「まさか…猫耳に尻尾まで生えるって…どういうこと？」
『クリス…私もよく分からないよ…目が覚めたらこうなってたの！』

そう。あろうことかなんなのか、朝起きたらなんか違和感があって。鏡を見たら、この状態になっていたのだ。

「…ルビーに見られたのはもう仕方なかが…」
「他の男共には見せない方が良いでしょうね…特にゴールドとラクツくん…」
「グリーンさんとかも危ない気が…」
「イブ！顔隠さないでこっちを見てくれよ！もっとそのCuteな姿を見せて！！」

『ルビーストップ！！！ちょ、本当に、恥ずかしいから…その…』

ずっと見られたり、撮られたりして、すごく恥ずかしい…顔が熱い。

『取り敢えず今日は大人しくして…』
「イブー！！いるかー！」
「イブちゃーーーん！」

『…げ』

大きな呼び声と共にやってきたのは、例の二人。

「あわわわ、一番来ちゃいけない2人が来ちゃったったい！！！」
『クリス、サファイア、ホワイト、お願い隠し…てっ』

言い終わる前、私が3人の影に隠れようとした瞬間、突然腕を掴まれてぐいっと引き寄せられた。そのまま正面…2人が来た方へ向けられて、後ろから腕を回される。ちらりと後ろへ目を向けたら、紅色の目を片方瞑り、得意気に微笑むルビーが見えた。

『るっ、ルビー～～～っ！』
「独り占めしたいのもそうだけど…そしたら先輩達が可哀想だし？」
「おっ、おま！イブ！…なんだその格好！？てかおしゃれ小僧離れろ！」
「へぇ…一体どうしたの、イブちゃん？」
『ラクツ…オーラが怖い…』
「朝起きたらこうなってたそうですよ…ね、イブ？」
『…ぅぁ、そ、そうなの』

見られてるのも、ルビーに抱かれてるのも恥ずかしい。だから、つい、ぼそっと言ってしまった。

『…その、恥ずかしいから、あんまり、見ないで…』

顔が本当に熱い。今にも湯気が出そうで、こんなこと初めてだ。

「………ラクツ！」
「…はい」
「男トレーナー全員呼んでこい！おしゃれ小僧はぜってー離すなよ！」
「「はい！」」
『えッッちょっ！…ぐぇ』

回された腕の抱き締める力が強くなる。思わず声が漏れてしまった。恐る恐る、視線を後ろに向けたら…

「…離さないよ？」
『…た、助けて…』

ルビーさんがとっても素敵な笑顔でした。

続きます