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「Aさん入りますー」
男のスタッフさんの声と共に、撮影するスタジオへと入る。
「皆さん、よろしくお願いします!」
『Aさん、よろしくお願いします! 』
『 わー、ほんとに綺麗…美人…… 』
『 おー、きたきた! 』
などと様々な声が上がる.
.
.
「ヌナぁ〜!」
お、この声はもしかして…
「ミンギュくん!!久しぶり!」
なんか今日はしっぽに加えて耳まで見えるんだけど??相変わらず人懐っこいな〜!
「またまたヌナと一緒に仕事出来るとは!よろしくね、ヌナ^^」
「こちらこそ。めっちゃいい表紙撮っちゃお!
少しの間だけどよろしくね^^」
『2人とも仲良いですね〜』
と隣にいたスタッフさんが話しかけてくる。
「ふふ、そうですか?ほんとミンギュくん弟みたいなんです。」
「弟……か……(ボソッ)」
,
『そろそろ撮影開始しまーす!
準備お願いします!』
「はーい」
「ミンギュくん、頑張ろう!」
,
次々と色んな衣装を身にまとい、撮影をどんどん進めていく。
でも、何より……カップルを意識してるからかミンギュくんと距離が近い。
『ミンギュさん、Aさんの頬に手あてて!』
『2人とも見つめあってー!!』
そしてカメラマンさんの指示も結構大胆…!!
ミンギュくん美形だから困る。
「ヌナ、こっち見て……」
キリッとして、色気の増したミンギュくんの目が私を捕らえている。こりゃやばいわ…。
『Aさん、ミンギュさんの腰に手あてちゃって!』
「は、はい…!」
『うん、すごいいい感じ!!撮りがいあるわ〜』
.
.
『 うわぁ、すげぇ……』
『これ過去最大の売り上げになるんじゃ?』
『 この2人選んで良かった』
撮影を見守ってる、メイクさんやスタッフさんは2人に釘付けだったそうですよ((
.
「ヌナ、お疲れ様!」
「ミンギュくんも。今日はありがとう。次の撮影でまた会おう!」
「あ、ヌナ…」
「なぁに?」
「ヌナ、今日すごく綺麗だったよ^^」
「え、?」
「いや、何言ってるんだろう俺!
じゃあまたね!!」
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アヤ - すごくよかったです!! 「ナムジュンの小説がないなら、書けばいい」は同感です(笑)素晴らしい作品をありがとうございました♪ (2021年7月9日 23時) (レス) id: 40ecd32149 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:る い . | 作成日時:2020年3月29日 15時