14 北山side ページ14
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カチャカチャ
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え〜と…これはどういう状況？
今めちゃくちゃいい雰囲気だったじゃん。
俺のを食べてくれそうな感じだったじゃん。
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当の本人はキッチンで何やらカチャカチャ音鳴らしながら何かしている
……この期待しまくった俺の息子をどうしてくれるんだよ
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「優愛、なにしてんだよ」
「……」
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集中しすぎて俺の声は聞こえてないみたいだ
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こうなったら……
「きゃ！？」
後ろから近づいてその大きな胸を両手で鷲掴みにする
これならスルーできないだろ
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「もう！！これあげるからあっち行ってて」
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そう言いながら俺の口に放り込まれた一口サイズの少し酸っぱいりんご
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……不覚にもキュンとしちまった自分が情けねえ
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俺がシャワーを浴びて出てきても尚まだ作り続けている優愛。
でもなんかすげー楽しそうにやってるから邪魔できない
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「なぁ、俺もう寝るよ？」
「あ、うん！おやすみなさい」
まじかよ。
1人で寝ろと？
いや、確かにコイツがここに来る前までは1人で寝るのが当たり前だったけどさ、
この数日間で優愛の抱き心地が最高によくていつもより熟睡出来るって気付いちまったんだよ
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「……お前は寝ないの？」
「あ〜…まだ時間かかるから先寝てて？」
なんだよ。なんか寂しいじゃん
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「……優愛からキスしてくれたら寝る」
「へ…？///」
やべ。勢いでつい口走った
こっちを見向きもしなかった優愛も案の定驚いて俺を見つめるから
誤魔化すように後ろから抱きしめて顔を見られないようにする
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「ば〜か。うそだ…っ……」
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離れようとしたその瞬間、俺の頬に柔らかくて温かい何かが当たる
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「こ、これでいいでしょ！////おやすみ！///」
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それが優愛の唇だって気付いたのは彼女が離れてからだった
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「お、おやすみ…」
柄にもなく動揺してしまい、大人しく寝室に行きベッドにダイブする
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「はぁ…」
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やばいな。さっきのアイツの行動が予想外すぎて頭から離れない
唇に直接されるより正直ドキッとした
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「だめだ。寝よ」
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頭まですっぽりと布団を被り、眠りについた
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Luna(プロフ) - ななこさん» そう言っていただけて嬉しいです(´;ω;｀)続き、頑張って書いていきますね(^^♪ (2021年1月15日 9時) (
レス) id: d265409c6e (このIDを非表示/違反報告)
ななこ(プロフ) - 読んでてすごく楽しいです！続きも楽しみにしています♪ (2021年1月14日 21時) (レス) id: 6f285e02f0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Luna | 作成日時：2020年12月28日 12時
