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「わぁ、人がいっぱい…」
「そりゃそうだろ。東京なんだから」
翌日、いつも通り家事を終わらせてからみっくんが運転する車に乗り、久々に東京に来た。
数か月前まではここで当たり前のように暮らしていたはずなのに、今では全く知らない世界に来たみたいな感覚。
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「あ!あのお店懐かしい!」
「あの店、甘ったるい匂いするから苦手」
私が指さしたのは女の子に人気のボディクリームのお店。
店内はほぼ女の子しかいないようなところなのに…。
ジトっとみっくんを見ると、なんだよってチラッとこっちを見た。
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「うわぁ、大きい建物…」
駐車場の車を停め、ずんずん歩くみっくんについていくとそこには結婚式場ですか?って感じの建物があった。
ここがパーティー会場だなんて、藤ヶ谷さんの会社すごすぎる。
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「あ、2人とも来てくれたんだね」
「藤ヶ谷さん!」
中に入ると、ピシッとしたグレーのスーツを着た藤ヶ谷さんがいた。
この豪華な会場によく似合う、まるで王子様みたいだなんて思いながら見惚れていると隣から肩をどつかれた。……見なくても犯人はわかるけど。
「藤ヶ谷、こいつのドレスと俺のスーツは?」
「あぁ、こっちだよ。優愛ちゃんはその人についていってね」
「あ、はい!」
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藤ヶ谷さんの秘書?らしい綺麗な女性に連れられて、控え室に連れていかれるとそこには何着ものドレスや小物が並んでいた。
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『この中からお選びくださいませ』
「え、選ぶって…こんな高そうなもの着れないですっ…!」
『では、私の方で選んで差し上げましょう。』
「え、えええ!?」
ポイポイッと服を脱がされると、あっという間にドレスを着せられ、髪型もメイクも全てやってくれる秘書さん。
…すごすぎない?
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「うわぁ…」
一通り終わり、鏡を見るとそこにいたのは淡いピンクのマーメイドドレスに身を包んだ私。
髪は控えめにアップされていて、普段したこともないような大人っぽいメイクが施されている。
『よくお似合いですよ』
「ありがとうございます!」
『いえいえ、では会場へご案内いたしますので参りましょうか』
「はい!」
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「美味しそう…」
会場に入ると真っ先に目に入ったのは美味しそうな料理たち。
…やばい。全部食べたい。
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「おい、口から涎が出てんぞ。」
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Luna(プロフ) - ななこさん» そう言っていただけて嬉しいです(´;ω;`)続き、頑張って書いていきますね(^^♪ (2021年1月15日 9時) (レス) id: d265409c6e (このIDを非表示/違反報告)
ななこ(プロフ) - 読んでてすごく楽しいです!続きも楽しみにしています♪ (2021年1月14日 21時) (レス) id: 6f285e02f0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Luna | 作成日時:2020年12月28日 12時