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第五十話「またトかぁぁ!!トランプ大統領ぉぉぉぉ!!(しりとりはうからで…)」 ページ9

NOside





薄暗く、光を通さないじめじめとした路地裏

そこで二人は対峙した



一人はポートマフィア五大幹部が一人、重力使いの″中原中也″

もう一人は、とある少女佐々倉美由華から生まれた人格″黒華″



中原中也は二枚の写真に拳銃を押しつけながら言った


中「首領(ボス)は、大人しく入ればコイツらに危害は加えないそうだ
だが……。」

黒華「………入らないと、殺 す。」

中「嗚呼。」



黒華は思った

素直に言うことを聞き、ポートマフィアに入れば紫苑と美由華は無事だ

だが、せっかく闇から離れることが出来たというのに、自分はまた人を殺すのか…と


中「さあ…コイツらの命が欲しければ、マフィアに入ることだな」

黒「っ……私…は…私は………!」


その時…二人しかいないはずの路地裏に、足音が響いた

規則正しいリズムでこちらに近づいてくる
二人はその音のする方向をジッとみた


すると姿を現したのは、








………









…………









……………









……………









 


………………

 









…………………






紫苑「僕の妹を何処に連れて行く気かな?」




ニコニコと愛想の良い笑みを浮かべた紫苑だった

だが、その笑みは端から見たら優しく見えるだろう


そう…″端から見たら″だ



実際は愛想なんて可愛らしいものではない

顔には影がかかっていて、その目は鋭くひかり、口元は三日月のように歪んでいる

紫苑の背後からどす黒く、冷たい寒気が流れているように見えた

そんな彼を見て、黒華と中也はゾッと恐怖を覚える


黒華「っ……紫苑?」


紫苑は黒華にニコリと微笑む
しかし、その目は一切笑っていない
黒華はそんな紫苑を冷酷な鬼神と重ねた


中「てめぇっ…何故ここに……」

紫苑「妹が危険に晒されているのに動かない兄がいるかな?」



中也は紫苑に一瞬で近づき、拳を振り下ろした

が、その拳は呆気なく紫苑の左手の中で威力を失った

中也は目を見開いき、能力を発動させた
しかし紫苑は何ともないように平然と立つ


紫苑「重力使いだったかな?残念だね。僕の能力を前にして君の能力が通じると思った?」


紫苑は中也の能力が効かない自分を想像した

黒華は急いで中也の所まで行き、その手を握ってワープした
このままでは紫苑を人殺しにしてしまうと思ったからだ

最後に黒華が見たのは、悲しそうに顔を歪める紫苑の姿

第五十一話「二次元女子ってモブですら可愛くて見えるんだよなぁ〜…」→←第四十九話「と!トマト!」←美味しいよね。



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作者名:霧雨柊月×ルルミ | 作者ホームページ:霧雨柊月  
作成日時:2018年11月16日 18時

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