優しさ届ける広い空！３

＊１２９話　気持ち ページ39

でもその目には怒りだけじゃなく…悲しみも浮かんでいるような気がして、私は何も言えなくなる

ア「取り消しなさい！！」

ミ「アクア…？」

ア「さっきから"私なんか"とか"私なんて"とか…そんなのばっかり…。そういう言葉、全て取り消しなさい！！！」

・・・え…？

ア「たとえ…たとえ自分に対しての言葉だったとしても…言っていいことと言ってはだめなことがあるわ！AにA自身を否定されたら…あなたのことが大好きで大好きでたまらない私達は…どうすればいいのよ…！」

貴「っ！」

レ「・・・そう…です…。そうですよ！Aさん今、"私なんかのせいでみんなが傷つくなんてそんなの…！"って、言ったじゃないですか…。その気持ち、Aさんだけが持ってるものじゃないんですよ…？私達だって同じことを思ってるんです。私達だってAさんに傷ついてほしくないんです！Aさんを…失いたくないんです…。だから…お願いですから…そんな悲しいこと、言わないでください…」

アクアもレモネードも、最後の方は声が震えていた

貴「」

ド「Aちゃん！」

コワイナーと戦い続けながらドリームまでもが声をかけてくる

ド「Aちゃんは…本当に私達と一緒にいること、いや…？本当に、私達と一緒にいたくないの…？」

貴「・・・ずっと、そう言ってるでしょ…。私にみんなと一緒にいる資格なんて…」

ル「私達が聞いてるのはそういうことじゃないよ！！」

貴「！？」

じゃあ…どういうことなのさ…

そういうことでしょ…？

ミ「私達が聞いてるのは資格とかじゃないのよ。資格なんかじゃなくて…Aの気持ちを聞いてるの！」

ド「私、Aちゃんの、本当の気持ちが知りたい…」

貴「っ！・・・私の…本当の気持ち…」

ド「うん。・・・ねぇ、Aちゃん…Aちゃんは、私達と一緒にいたくない…？私達のことが…嫌い…？」

みんなが嫌いなんてそんなわけ…

私は…

コ「コワイナー！！」

ド「！？きゃあぁあ！！」

貴「ドリーム！！」

ドリームが一瞬だけこっちに目を向けたのを見逃さず、コワイナーはドリームに攻撃する

それが直撃したドリームは後ろに吹き飛ばされてしまった

マフィンたちがドリームの方へ駆けていく

マ「ドリーム…！」

コ「大丈夫ココ…？」

ド「う、うん。平気平気」

ドリームはそう笑って立ち上がろうとするけれど、すぐにひざをついてしまった

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