*128話 笑顔は ページ38
貴「っ!みんな…!・・・うそ…」
今目の前で起こっている状況を理解することができない
いや、受け入れることが出来ないと言ったほうが正しいかもしれない
ハ「はっ、そんな小娘を守りながら戦からさ」
みんなはもうボロボロだ
動けない私を、守りながら戦っていたから
ド「Aちゃん…大丈夫…?」
貴「!」
そんな状態でも優しく話しかけてくれるドリーム
私は頭が真っ白になり、何も答えられなかった
ドリームはそんな私を見て、困ったような、寂しそうな笑みを浮かべる
ハ「・・・なぜそんなに立ち上がる。その娘が少しでもお前たちの役にたったのかい?邪魔なだけだと思うけどね」
貴「」
ハ「足手まといを助けて何になるっていうんだい」
そうだ…それが現実だ
私は…なんの役にも立つことが出来ない
むしろ私は…余計にみんなを傷つける…
ル「だからAは足手まといなんかじゃないって言ってるでしょ!」
レ「Aさんの笑顔は私達に元気をくれるんです!」
ミ「何もしなくたっていい!私達は、Aに笑っていてほしい!Aの笑顔が、私達の力になるの!」
ア「Aは傍にいてくれるだけでいい…。私はAの傍にいたい!Aに、傷ついてほしくない!だから守るのよ!」
ド「私達の大切な友達をバカにしないで!!」
・・・それじゃ…だめなんだよ…
傍にいるだけじゃ、何も出来ない…
ハデーニャさんの言う通り、私は…役立たずでしか…
コ「コワイナー!!」
コワイナーの腕が、みんなに向かって振り下ろされた
すでにフラフラなみんなはその攻撃を避けることが出来ない
マ「みんな!」
私はぎゅっと手を握りしめた
いつまでみんなに…あまえてるんだろう…
貴「・・・もう…いいよ…」
マ「A…?」
ハ「あぁ?」
もう…いいから…
貴「私のことなんて気にしなくていいから…守ってくれなくていいから…だから…やめてよ…。みんなが傷つく必要なんて少しもないのに…。もしみんなの行動が、本当に私のことを思っての行動なら…そんなの今すぐやめてよ!!」
5『!?』
貴「私はそんなの、少しも望んでない!!」
みんなが傷つくのを見てるくらいなら、みんなが傷つくくらいなら、私が痛いのを我慢する方がずっとましだ
貴「私なんかのせいでみんなが傷つくなんてそんなの…!」
ア「A!!」
貴「!」
怒気を含んだ声に思わず顔を上げる
アクアの目は、いつも私に向けてくれていたものとは違う、厳しいものだった
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桜月 - ありがとうございます!楽しんでいただけているなんて、すごく嬉しいです!学校…あぁ…夏休みの宿題がぁ…。こほん!私も5にみんなに元気をもらってます(笑)本当にありがとうございます!これからも頑張ります! (2019年7月26日 8時) (レス) id: bf4928b3fa (このIDを非表示/違反報告)
なな(プロフ) - 桜月さん初めまして!毎回楽しく見ています!5のみんなからいつも勇気や元気をもらいます!これからも頑張ってください!自分もこの小説見て学校頑張ります!! (2019年7月25日 6時) (レス) id: 30d442498d (このIDを非表示/違反報告)
桜月 - アリサさん» 嬉しいです…!ありがとうございます!これからも頑張ります!本当にありがとうございます!どれだけありがとうございますって言っても足りないくらい嬉しいです!(笑) (2019年7月1日 21時) (レス) id: bf4928b3fa (このIDを非表示/違反報告)
アリサ - 凄く凄く面白いです!元気を貰ってます!更新大変だと思いますが頑張ってください! (2019年6月30日 22時) (レス) id: 79d6df86c0 (このIDを非表示/違反報告)
桜月 - まなさん» のぞみも可愛いですよね(笑)のぞみママの看病の回では、頑張るのぞみにめちゃくちゃ癒されました(´∀`*)応援ありがとうございます!すごく嬉しいです。 (2019年6月24日 21時) (レス) id: bf4928b3fa (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:桜月 | 作成日時:2019年6月15日 23時