ずっと… 【終わりのセラフ】3

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ミカエラside







Aちゃんが過ごしてきた日々を僕は知らないけど泣き虫で恥ずかしがり屋だった子がこんなに大人びて綺麗になってたなんて…きっと普通の世界なら知らないことも知っていたはずなのに。







泣きながら僕に生きろって、






吸血鬼でもいい、






人間に戻すって、






君から言われると本当にそう思える







ミ｢……なんだよ、それっ、僕が君を救いに来たのにさ…｣






『へへ』







可愛らしく微笑むその姿は僕が知っているあの頃と変わらなくて、昔を思い出す







ミ｢でも…Aちゃんはあの頃より可愛くて綺麗になったね｣







『ん…ぇ…///





な、なに急に…///』







ミ｢昔は僕に引っ付いてさ離れなくて、夜に起きたら僕の布団に忍び込んできたり…｣







『あああー！！！




待ってなんでそれ知ってるの！？』





ミ｢知ってるよ、僕起きてたから｣







『…寝ててバレてないと思った…






でもさ、今は夜に起きても1人で寝れるし昔みたいに泣き虫でもないし…






それもグレンのおかげなの…』







また…グレン…







ミ｢…グレン…





でも2人は多分そのグレンとか言うやつに利用されて…｣






『別に利用されるのはいい、グレンは家族だから。





親に捨てられて死んだも同然だった私だけど
でもミカやみんなに生かしてもらったから





今日もこうやって生きてる






なら、みんなが私を利用したいって言うなら私は別に平気だよ…恩返しみたいな…』






…正直言って危うすぎる






ミ｢僕は人間どもとは違う、君たちを利用としたりしない｣







『…血、吸ったのに((ﾎﾞｿｯ』







ミ｢それは…｣







『なんて冗談だよ、ミカのためなら別に血なんていい






いくらでもあげられる






だけどその代わり…私を手伝って欲しいの』







そういったAちゃんは立ち上がると優ちゃんの元に行きしゃがむ






ミ｢…手伝う？｣






『そう、まずはずーっと寝てる優ちゃんを起こしたい





このままじゃここから出れないし』






ミ｢…そうだね起こそう｣

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