ずっと… 【終わりのセラフ】3

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『優ちゃーん起きてー』






｢『…』｣







鬼と会話しているのか中々起きない優一郎ををみて2人はどうやって起こそうか考える







ミ｢…昔みたいにさ起こす？？｣








『え、あれ？？』








ミ｢多分それ｣








まだ孤児院にいる時に朝が弱い優一郎のために2人が編み出した作戦、名付けて''優ちゃん起こすぞ作戦''





小さいふたりが考えたのだから名前なんてのはその時の即興で考えたものだった







『…鬼と接触してるのに、それで起きるかなぁ







まあやるだけやってみるか、』





ミ｢じゃあAちゃんはいつも通りね、僕はこっち｣






そう言ったミカエラは優一郎の首元に近付きAは腹部のほうに近付く。





これだけで分かった人は多分天才






そう、地獄のくすぐりタイムだ
優一郎が起きるまで2人の手は止まらないされてる側からしたら地獄以外の何物でもない






ミ｢いくよ？｣







『はーい』







2人は声を合わせる







『｢せーの｣』







ｺﾁｮｺﾁｮｺﾁｮｺﾁｮ…








優｢…っぐあああー！！！｣







昔と同じく叫び声を上げながら飛び起きる優一郎







『あはは起きた笑





おはよ優ちゃん』







ミ｢…w｣






加害者2人とも大笑いである







そんな中優一郎は鼻息を荒くし顔を真っ赤にさせ2人を交互に見つめた







優｢っ…おまえらなぁ！あーっくそ、






ってここどこだ？？｣








ミ｢ここはスーパーの中だよ｣







頭をボリボリ掻き周りを見渡す優一郎は何故自分がここにいるのか眉間に皺を寄せ考える







優｢なぁ、あいつらはどうなった？｣







『…グレン？シノアたち？』







優｢どっちもだ｣







ミ｢そんなことどうでもいい、優ちゃん僕たちと一緒にいこう｣






そんなこと、という言葉に優一郎は反応をみせる
そしてそのままスーパーの出口付近に向かう





優｢そんなこと…






なぁ、Aはあいつらを見捨ててこのまま逃げるのか？｣







『……っこのまま逃げるのは嫌だなぁ、






一応私たちの家族で仲間でしょ？』







Aの言葉に優一郎は、だよなと口角を上げて言う







優｢ミカ、俺たちを手伝ってくれ｣






ミ｢…また、手伝う？｣






優｢？…ああ







俺の仲間が、






家族がピンチなんだ
















助けに行きたい｣

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