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血_



人間の_



自分の刀に付いた血を見たミカエラは忘れるように首をふる


ミ(くそ…僕は…)


ドクン___




血を忘れようとしていたミカエラに大好きな女の子の血の匂いが鼻を掠める




ミ「ぐっ…なんだ、急に…っ」




自分が1番飲みたがっている血の匂いに理性が飛びそうになりミカエラは屈む



すると屈んだそこには1滴の血溜まりがあった




ミカエラはその血溜まりからAの匂いが放たれていることに気づき顔を歪める



落ち着かせるために何度も何度も深呼吸をする



ミ「…っAちゃんの血…こんなとこに垂れてるなんて、どこかを怪我してるのかなっ…」


無事でいて欲しい思いと血の欲望が絡み合う



ミ(飲みたい…っ)




ミカエラの異変に気がついたラクスとレーネが近寄る


ラ「ミカどうした?」


ミ「っ、なんでもない、、」



自分の理性を保とうとウエストポーチに手を伸ばしクルルの血を飲む



満たされはしないものの先程よりマシにはなった欲望にミカエラは気持ちを入れ替える




ミ「君たちは自動車博物館に向かうんだろ、僕は別行動するよ

自決するような人間の言うことをそのまま信用する訳にも行かないだろ

兵を5人だけくれ僕が指揮を取って名古屋市役所の調査に行く」



さっきの苦しんでいたミカエラ違い冷静に判断する様子にラクスとレーネは顔を見合わせる


ラ「それもそうだな、じゃあそっちは頼んだ」


レ「行くぞ出発だ!!」



ミカエラは後ろに倒れている相原に目を向ける


ミ「…おまえは優ちゃんとAちゃんを守ったのか?


違うだろう利用してるだけだ自決を強要するような組織に正義があるはずがない

…はは何言ってるんだ僕は…正義?こんな世界じゃ正義なんて意味が無いのに」


持っていた武器を鞘にしまうと


ミ「よし!!5人僕についてこい!名古屋市役所の調査に向かう!!



やっと居場所がわかったよ




Aちゃん、優ちゃん




今行くね」









晴れ渡る空を見上げるミカエラ

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みぞれ(プロフ) - 柊さんの小説にハマってしまってご愛読させてもらってます!ミカと夢主の関係がとっても大好きです!質問なんですが優一郎の成り代わりの小説でiDを書かないと見れない状態ですがiDを教えていただけませんでしょうか? (8月2日 19時) (レス) id: 9b3205f0ca (このIDを非表示/違反報告)
柊 月(プロフ) - まとめてのお返事になりますが、コメントありがとうございます。お話が好きだと言ってくれてとても嬉しいです。自分なりに時間を見つけゆっくりと更新出来たらなと思ってますのでどうかこれからもよろしくお願いします✨ (2022年10月22日 10時) (レス) @page50 id: 7c279692c1 (このIDを非表示/違反報告)
うみうみ - この作品めっちゃ好きです!応援しております!! (2022年7月12日 3時) (レス) @page45 id: 615b42b25b (このIDを非表示/違反報告)
◎SaE(プロフ) - 応援してます (2022年5月19日 18時) (レス) @page42 id: 522d62b950 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 私、最近終わりのセラフを知ったのですが、凄く気に入りました‼️特に夢主さんとシノアさんが大好きです!!!このお話もとても楽しませてもらっています。ゆっくりで無理せず更新頑張っていただけると嬉しいです!!!応援しています✨ (2022年4月30日 21時) (レス) id: 19510e3ea2 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:柊 月 | 作成日時:2021年10月4日 0時

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