第9話 フラグってさあ、なんでこうも回収しやすいの? ページ11
色彩side
獅亜「なあ色彩…」
色彩「……何?」
獅亜「フラグってさあ、なんでこうも回収しやすいの?なんなの?呪われてるの?」
色彩「分かってるからそれ以上言わないで」
燐「キュー…」
色彩「燐もやめて」
私達は見事にフラグを回収してしまったみたい…
だって…かなり前方に見知った、というか最近見た背中が歩いてるの。
いや、なにこれ←
確かにフラグ立ててしまったかも…って言うのはあったわよ?でも…こんなに早く回収するとは聞いてない。
とりあえず私達は彼等にバレないように建物の影に隠れた。
色彩「なんでこんな所で……」
獅亜「なあ、色彩…アイツらなんか探してるっぽいぜ?」
探してる?獅亜が彼等を見ながら言った。
まあ…万事屋とかいうあれだから、どうぜ猫探しとかでしょ?
普通ならそう言って立ち去る所なんだけど…
私達は立ち去れなかった。
ブワッ
色彩獅亜「ッ……!」
私達の足を止めたのは強い気。
とても重くて不吉な気
此所にも怪がいるのは来てすぐ分かったけれど…この気は放っておけない。
そう直感的に思って彼等の方を振り返った。
すると案の定…
他の人には見えないけれど確かに私達の目には見えている。
彼等の周りを漂う不吉の気
その気は妖が付いているからと言うわけじゃなくて、ただ単にこの後彼等に何か不吉な事が起こるという前兆。
獅亜「おいおい…どうすんだよアレ」
色彩「…このまま何事も無く帰るのもありだけど…それだと彼等に降りかかる厄災は止められないわよ」
獅亜「……はあぁぁぁ…初めて会ったときから、不吉な気がかかってんな〜とは思ったけどさ」
色彩「ええ…私もここまでに気が付くとは思ってなかったわ」
仕方ない…
私達だって人間だし、何より祓い屋一族。
そうそう見捨てるなんてこと出来やしない
溜め息を付きつつ、私と獅亜は彼等を影から見ることにした。
勘違いしないで。決してストーカーとかそんなくだらないものじゃないから。
第10話 フラグ回収したうえに面倒事に巻き込まれるって最悪だよね。→←第8話 朝起きるのが苦手でも、休日は早く起きれるよね。
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ルナ・スカーレット - 初コメありがとうございます!これからも甘味さんと頑張っていくのでよろしくお願いします(^^)/ (2018年11月23日 17時) (レス) id: 5eea7c1ec6 (このIDを非表示/違反報告)
銀時LOVE - 凄く面白かったです!これからも応援してます!頑張ってください! (2018年11月21日 23時) (レス) id: 3a8a4c5d7f (このIDを非表示/違反報告)
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