diamond honey (ページ18)

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scene5 ページ18

Ｔシャツに着替えて練習場所に行くと既にストレッチをしている玲於

バレないようにそーっと後ろから近づいて

ふふっ驚くかな？

あと少しで肩に手が届く！

そんな距離まで来たと思ったら

玲「お前バカなの？」

「ええっ！気づいたの？！」

突然くるっと玲於が振り返るから逆に私がびっくりしちゃった

玲「あのさ、すぐ斜め前の鏡からお前のこと丸見えだから」

「あ、気づかなかった…嘘だあ～」

玲「お前って本当に鈍感だよな」

「なんかそれいつも鈍感みたいな言い方じゃない？」

玲「そうだろ。鈍感すぎて凄い困ってるんだけど」

「何に対して？！思い当たる節がなさすぎる…」

玲「良いよ気づかなくて」

この時玲於がボソッと何か言っていたんだけど

それに気づくのはもう少し先のお話みたい

玲「で、今日はどんなご相談で？」

「よく私が相談があること分かったね！」

玲「お前がだるい絡みをしてくる時は９割涼太くん関係の相談がある時だからな」

玲於も私のこと良く分かってるよね

だから一緒に居やすいんだろうな

「さすが玲於！なら話は早いね」

玲「もう放課後の涼太くんの尾行は嫌だからね」

「とか言っていつもついてきてくれるくせに～」

玲「はいはい、早く本題にはいって」

7割くらいツンツンしてるけどなんだかんだ優しいよね

「もう…」

柔軟やっていて顔を床に向けてる玲於に

「あのね、私涼太に告白しようと思ってるの」

私的にはサラッと言って玲於がそっか頑張れよって言ってくれる流れかなって思ってたんだけど

告白するって言っただけでなんか恥ずかしくなっちゃって自然に言えてなかったし

なにより違和感を感じたのは

顔を上げた玲於の表情が固まったこと

別に玲於が驚くことでは無いはずじゃない？

だって何回も恋愛相談していて私が涼太のことを好きなのは知ってるのに…

玲「…そっか、頑張れよ」

本当はどうやって告白しようかとかいろいろ聞いて欲しかったけど

なんだかそんな空気じゃないと感じて

「ありがとう」

一言だけ残して私もアップを開始した