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じゅうきゅう ページ20

私ったら何言ってるんだろう。
いやでも間違いではない…

う「おい、坂田…お前っ…」

さ「あっ…」

最悪なタイミングでうらたさんが帰ってきてしまった…

うらたさんの表情を見れば明らかに怒っていることが分かる。

う「俺の彼女に手出さないでくれ。お前のこと………」

うらたさんが話している途中で坂田くんに耳を塞がれる。

えっ…?

う「…別に耳塞がなくてもよかったのに。てかあんまAに触らないでくれ」

さ「あぁ…ごめん」

私から離れる坂田くんは少し悲しげな表情をしていた。場の空気が重くなり気まずくなる。3人とも無言で、私は耐えきれなくなったのでもう帰ることにした。

「…あの、私もう帰りますね」

う「…送るよ。坂田、留守番頼む」

さ「うん」

いつも送ってくれるうらたさんは優しいなと思っているとうらたさんが突然謝ってきた。

う「ごめんね。楽しくなかったでしょ」

あぁ、やっぱり気にしてたのか…
自分も気にしていたけれど。

「いえ、うらたさんと一緒にいるだけで嬉しいというか楽しかったですよ」

顔を背けて小声でならよかったと言ってくれた。
多分照れているのだろう。
そうこうしているうちに家に着いた。

「ありがとうございます」

う「うん、じゃあね」

「…あの」

帰ろうとしているうらたさんを引き止めた。

…え、あれなんで私止めたの…?
何も言うことないのに…

う「?…どうしたの?」

「ご、ごめんなさい!なんでもないです!
またデートしましょうね!」

う「うん、またやろうね」

そしてうらたさんとわかれた。
玄関を開けて中に入り座り込む。
さっきなんでうらたさんを引き止めたのかわかった気がした。

私ったら…馬鹿だな。



ーうらた視点ー
今は彼女を送り来た道を戻っている。
歩いている最中はさっきのことを考えていた。
何を言うとしたのか分からなかった。
多分考えていなかったんだろうけれど。

家に着き、リビングに向かう。

さ「あ、おかえりうらさん。俺帰るわ」

う「…わかった」

玄関まで見送り俺は部屋に向かった。
ふかふかのベッドにバタりと倒れる。

今日は色々ダメだ。
もう、疲れた…

全く上手くいかずただイライラしてはそれを抑えていた。
すると突然部屋にスマホの着信音が鳴り響いた。

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夢月 - うらたんかわいいです!それにかっこいい!!裏表のあるうらたんいいですね〜!!続き楽しみに待ってます! (2018年10月2日 1時) (レス) id: 3341f5a27c (このIDを非表示/違反報告)
死神 - (。∀°)すご〜い  ←ありがとう→ (2018年9月21日 0時) (レス) id: 56c6f4a6d8 (このIDを非表示/違反報告)
ぽっちゃり娘 - うらたさんめちゃかわいいくて反則すぎ...!続きめちゃくちゃ気になる!!更新楽しみにしてます! (2018年9月3日 20時) (レス) id: d40d15ff7a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ひーらぎ | 作成日時:2018年8月31日 2時

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