逆らった396回目 ページ47
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合宿17日目、8月2日
今日はある人の誕生日らしい
「「「「誕生日おめでとー!!」」」
猿「ありがとー」
私は及川さんの誕生日の時と同様に遠巻きに本日の主役である猿杙さんを見ていた。
誕生日ってそんなに大事なものなの?みんな盛大に祝ってんじゃんリア充爆発しろや。
心の中でそんなことを考えていたらノヤ先輩が隣に来た。
西「またそんな遠くで見てるだけか?」
「…こんな会する意味が分からなくて」
西「生まれた日はめでたいだろーが!ほら おめでとうございますって言いに行こうぜ!」
「いや…猿杙さんと特に話したこともないし…」
西「あ、そっか」
「納得するんかい」
ノヤ先輩は私のツッコみをスルーして片手に持ってたケーキを私にくれた。
やだノヤ先輩イケメン←単純な人
西「誕生日かー…欲しいと思わねえ?」
「欲しいって言って手に入るモンじゃないでしょ」
西「手に入るかもしんないだろ!」
「いや無理ですってば。ていうか先輩、私の誕生日にこだわりすぎですよ」
西「だって誕生日の楽しさも嬉しさも知らないままなんて悲しいだろ!」
「悲しくないので気遣ってくれなくて結構です。
それに誕生日ってあれでしょ、生んでくれた両親に感謝する日でしょ?」
西「その発想はなかった!!」
「今すぐ生んでくれたことに感謝しましょう」
西「親父お袋ありがとーーーーーーー!!!!!」
「うるさい」
お願いだから会話くらい静かにしてほしい
西「でもああやって祝われるの羨ましくねえ?」
「うーん…主役がケーキたくさん食べれるところは羨ましいですけど」
西「お前はそういうやつだった」
「どういう意味ですかそれ」
西「((フイッ」
明後日のほうを向いて口笛を吹く先輩。
私はそんな先輩を眺めながら小さく呟いた。
「……羨ましいですよ、本当」
西「…だろ?」
「まぁでも、今更誕生日なんて喜ぶほど子供でもないのでどうでもいいですね!ケーキおかわり!」
西「そうだAはそういうやつだ…」
諦めたようにそういう先輩。
いやでも、羨ましいのは本当ですからね???
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霸留(プロフ) - 美鈴さん» ありがとうございますー!黒尾さんの小説じわじわ増えていくんで…(( 今年もよろしくお願いしますね! (2018年1月2日 8時) (レス) id: 64be8c441b (このIDを非表示/違反報告)
霸留(プロフ) - ソルト=塩さん» ありがとうございます!待っていてくれるからとその言葉に甘えっきりにならないよう努めます! (2018年1月2日 8時) (レス) id: 64be8c441b (このIDを非表示/違反報告)
霸留(プロフ) - 審神者代理さん» 及川さんはたまに残念だけどサラッとイケメンなことするからやばいですよね (2018年1月2日 8時) (レス) id: 64be8c441b (このIDを非表示/違反報告)
霸留(プロフ) - チョコたんさん» さぁ…笑 そこらへんはまだ秘密です! (2018年1月2日 8時) (レス) id: 64be8c441b (このIDを非表示/違反報告)
霸留(プロフ) - 歩美さん» ありがとうございます!明けましておめでとうございます!今年もカメさんかもしれませんが、何卒よろしくお願いします! (2018年1月2日 8時) (レス) id: 64be8c441b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:霸留 | 作成日時:2017年10月10日 0時