逆らった３３０回目 ページ31
・
あれからなんとか赤葦さんを正気(？)に戻し、慶太さんと別れた
あの人、明日もお祭りぼっちなのかな…((
赤｢ひと通り回ったね｣
｢ッスね｣
赤｢なにかほかに食べたいものとかない？｣
｢私は特に。赤葦さんは？｣
赤｢俺も屋台はもういいや｣
人混みの中にいるのも得意じゃないし、行こう
そう言って屋台の列から抜けて、赤葦さんが言ってたところであろう脇道まできた
…人気が全くないな
赤｢俺がAと出会ったのは、俺が小学６年に上がるちょっと前の話なんだ｣
赤葦さんは歩きながら、ゆっくりと話し出した
赤｢たまたま親の知り合いのお見舞いに付き合わされて病院に行ったんだ
俺は文字通り付き合わされただけで、その知り合いの人と話すこともなかったから暇で、病院内をぶらぶらしてた
そしたら、誰かが泣いてる声が聞こえたんだ
最初は幽霊かと思って怖くてすぐ立ち去ろうとしたんだけど、でも昼間から幽霊は出ないだろって思って泣き声のする病室のドアを少しだけ開けて覗いたんだ｣
｢幽霊怖いとか可愛いですね｣
赤｢うん、Aには言われたくなかったな｣
｢ふははぁ(笑)｣←幽霊無理な人
赤｢…それでね、覗いたらまぁ、泣いてるAがいたんだよ
ほんとに悔しそうに、辛そうに泣いてたんだ
それなのにこんなこと言っていいのかわからないけど…すごく、綺麗だったんだ、泣いてるところが｣
｢…？ え、泣いてるところが綺麗って…ちゃんと眼科には行ったんですか？｣←
赤｢うん、問題なかったよ｣
行ったのか
赤｢なんていうか、その姿に惹かれたんだろうね
しばらく目が離せなかった｣
｢…｣
赤｢その時は話しかけるなんて勇気なかったんだけど、Aが俺に気づいて話しかけてくれたんだよ｣
｢え、私が？｣
赤｢うん。まぁ、｢アンタ誰よ？｣って感じで初めはすっごい警戒心強くてぶっちゃけ幽霊より怖かったけど｣
幽霊より？？？？
｢そ、その節はどうも失礼いたしました…｣
赤｢いいんだよ、あれくらい警戒されても当たり前でしょ、初めて会ったんだから
それに、すぐ打ち解けれたし特に問題は無かったよ｣
｢赤葦さんの人柄が良かったからじゃないですかね？
多分木兎さんとか黒尾さんみたいな人だったらうげえって感じになってたと思います｣
赤｢面倒な人とか嫌いだもんね｣
｢そりゃえぇもう｣
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 373人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ハイキュー」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
霸留(プロフ) - お稲荷寿司。さん» ツッキーの浴衣姿は見た瞬間鼻血出る…(( 大丈夫です、私既に家族全員にどん引きされてるんで仲間です←何が大丈夫なの… ペース早い方って言われて安心しました笑 応援ありがとうございます！励みになります!!頑張ります！(ｲｹｳﾞｫ) (2017年10月10日 0時) (
レス) id: 9ab1ebf13e (このIDを非表示/違反報告)
お稲荷寿司。 - やっべぇツッキーの浴衣姿想像してたらニヤけてた.....待って弟引かないで← 更新ペース早いと思います!これからも陰ながら応援しますぜ!（イケボ） (2017年10月9日 22時) (レス) id: e5db7c98c8 (このIDを非表示/違反報告)
霸留(プロフ) - みるくさん» 絶対かっこいい…!!(確信)ありがとうございます！頑張ります！ (2017年10月9日 20時) (レス) id: 9ab1ebf13e (このIDを非表示/違反報告)
みるく(プロフ) - ツッキーの浴衣姿とか考えただけでやばいです(*ﾉдﾉ)更新がんばって下さい!! (2017年10月8日 0時) (レス) id: 0d22afd88f (このIDを非表示/違反報告)
霸留(プロフ) - あっちゃんさん» コメントありがとうございます！好きって言ってもらえて光栄です笑 オチはまだまだ未定です どのキャラとも引っ付けたくて迷走してます…オチ決めするときは読者様の声も参考にしたいと思ってますので、御手数ですがそのときにまた意見をお聞かせください！ (2017年10月7日 1時) (レス) id: 9ab1ebf13e (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：霸留
| 作成日時：2017年8月17日 23時
