episode 2 ページ3
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杏奈「髪の毛、すっごくおしゃれだね！サラサラでつやつやだし、どんな手入れしてるの？」
杏奈「まつ毛なっがいね！いいなぁ、羨ましいよ〜。私なんて短すぎて歩いてるだけで埃が目に入りすぎて痛いの！」
杏奈「その本、そんなに面白い？おーい、花村さーん」
貴「･････････。」
惨敗。
杏奈は懸命に話しかけてみるが、Aがそれに答える様子はまるでない。
周りのクラスメイト達を見てみても、みんな知らぬ顔をするので杏奈は途方に暮れていた。
そんな時、助け舟が現れる。
ドラケン「オイA〜、無視はねーだろ？」
高身でこめかみに龍の刺青を入れた男、ドラケンがAの頭を優しくつついた。
そこでようやくAは手元の本から目を離し、ドラケンを見上げる。
貴「なんか用？」
ドラケン「佐藤、だっけ？さっきからずっとお前に話しかけてんぞ」
ドラケンのその言葉にAは初めてその視界に杏奈を入れた。
杏奈はAの瞳を見てゾッとする。
初めて見る金色の瞳に驚いたのもあるが、その目が鋭く自分を睨みつけているように感じられたからだ。
すぐにプイと顔を逸らしたAにドラケンが「お前なぁ･･･」と呆れたように彼女のつむじをグリグリする。
マイキー「ごめんな杏奈ちゃん。Aちょっと人見知りなとこあるんだ」
ドラケンの手をのけて、フォローを入れるようにAの頭にポンと手の平を置いたマイキーは「ごめんな、」と片手を上げて杏奈に詫びる。
その言葉に杏奈は納得したように頷いて見せると再度Aに向き直った。
杏奈「そうだったんだね･･･。じゃあ、急に話しかけられちゃって嫌だったよね、ごめんね？
私ね、佐藤杏奈って言うんだ！ね、Aちゃん、お友達になろう？」
パッと手を差し出して握手を求めるが、チラリとその手を見て、それから杏奈の顔を見たAがその手を取ることは無かった。
そして、マイキーの手から逃げるように身をよじるとそのままスッと立ち上がり最後に一言。
貴「あの、さ。もう、話しかけてこないでくれる？」
と言い放った。
杏奈「･･･え？」
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やまだ(プロフ) - 読んでいてとてもゾクゾクするお話で面白いです！これから先夢主ちゃんがどう動くのか楽しみですね！ところで夢主ちゃんのイラストで手に持ってたお花って黒百合ですか？…あれ？黒百合の花言葉って確か………続き楽しみにして待ってます！！ (2021年10月7日 16時) (
レス) @page19 id: 4fca3f24b6 (このIDを非表示/違反報告)
くらもち(プロフ) - とっても面白かったです！鳥肌がたちました！(良い意味で)これからも更新、頑張ってください！ (2021年10月3日 20時) (レス) @page19 id: a44291b53e (このIDを非表示/違反報告)
茶子(プロフ) - 新しい系統のお話で頁を捲る手が止まらない程面白いと言って良いのかわかりませんが、面白かったです！謎が多いので、この先の展開が楽しみです！ドハマリしてしまう程の小説をありがとうございます！！ (2021年9月24日 3時) (レス) @page16 id: 5180ecc88d (このIDを非表示/違反報告)
ちゃこ - 高知県出身です！夢主が高知出身のは珍しいし嬉しい (2021年9月22日 17時) (レス) @page9 id: 43861cdfb1 (このIDを非表示/違反報告)
藍琉(プロフ) - いい意味で衝撃すぎる内容で久々にこの界隈の小説でゾクゾク感を覚えました。凄い物語が生まれた…😳❗️ (2021年9月22日 14時) (レス) @page10 id: de4f5e9033 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：名無し | 作成日時：2021年9月21日 23時
