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補助監督「報告されている呪霊は一体です。
３級ですが、術式等の情報が無いので気をつけてください。」
『ん、りょーかいです。人払いはされてるんですよね？』
補助監督「完了してます」
乙女に今回課せられた任務は、まだ使われている病院内で発生した呪霊の祓除。
目撃があった棟の立ち入りは禁止されているとはいえ、まだ使われている病棟であるが故に物の破壊や騒ぎは最小限で抑えなければならない難しい任務だった。
呪霊が姿を現しやすい夜に近づける為、明かりも最小限。
だが。
『廃ビルとか屋外に比べたら足元綺麗だし、幾分やりやすいか〜』
乙女は思ったことをわざと少し大きな声で言う。
『(ん〜･･･向こうから襲いに来るタイプじゃないか･･･
まぁ人身被害０って事は害悪呪霊じゃないってことよね〜)』
そう結論付けた乙女は、今度は足音も呼吸も最小限に、気配を殺して移動し始めた。
当初使うはずであったエレベーターも避け、階段でホールから二階に上がる。
しばらく探索して。
ソレを見つけたのは病院に入ってから1時間弱のこと。
ウィーン、と音を立てて開いたエレベーターの前に、乙女は仁王立ちしていた。
『やぁっと見つけたぁ。いっくら探しても居ないと思ったら、真逆エレベーターの中とはねぇ？
こちとら腹も減ってんのにふざけんなよクソ雑魚』
やや苛立ちを露わにした乙女は、目の前に現れた術師を前にあたふたと慌てる呪霊に中指を立てた。
乙女が呪霊の居場所に勘付いたのはついさっき。
全病室において気配が無く、食堂やトイレ、どの施設にも“残穢”の“ざ”の字も無かった為に、誤情報として片付けようと、病院を出ようとした時。
もう足痛いからエレベーターで帰ろう、と近づいた途端、先程まで感じられなかった呪力を感知したのだ。
その呪霊はエレベーターの箱を範囲に簡易領域を展開していた。
呪力を感知させない術式。
それを領域展開にする事でエレベーターの周囲約1メートル程、呪力を感知させない事が可能になっていたのだ。
乙女は音を立ててはいけないという認識から早々にエレベーターという移動手段を潰していた為、無意識にエレベーターには近づかなかった。
だが、乙女がエレベーターの半径1メートルに足を踏み入れたのが呪霊の運の尽き。
報告の３級呪霊はまんまと発見されたのである。
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舞(プロフ) - 自分の名前を設定したいです！駄目でしょうか？？ (2021年12月28日 23時) (
レス) @page1 id: 17ec247796 (このIDを非表示/違反報告)
お萩(プロフ) - 成る程！！承知しました！！ (2021年3月3日 10時) (レス) id: dd7c82a96f (このIDを非表示/違反報告)
花璋(プロフ) - お萩さん» どういう事だろうと思って調べてみると、なるほど、NARUTOのサスケくんですか！確かに乙女と意志が似たり寄ったりしてますね(笑)コメントありがとうございます！wikiで読んだ程度ですが、サスケ君ほど重くはならない予定です！(裏切る可能性大) (2021年3月3日 7時) (レス) id: 7ebade7fdf (このIDを非表示/違反報告)
お萩(プロフ) - 心なしかサ○ケを思い出す…一 (2021年3月3日 1時) (レス) id: dd7c82a96f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：花璋 | 作成日時：2021年2月26日 21時
