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伊地知「君たちの任務はあくまで生存者の確認と救出であることを忘れずに」
ポツポツと降り注ぐ雨の中、釘崎と乙女は乙女が持参していた傘の中で。
男性陣は雨に打たれつつ、今回の任務の説明を受けていた。
『りょーかいです。何気に初だね、1年全員での合同任務』
釘崎「いっつも乙女だけ弾かれてんもんね」
言い方w、と笑う乙女達からは緊張感はイマイチ感じられない。
そこに。
「あの、あの！！正は、息子は大丈夫なんでしょうか！？」
立ち入り禁止を示すテープの向こうから、必死にこちらへ訴えかける女性の姿があった。
『あれって･･･』
伊地知「面会に来ていた保護者です」
それを聞き、一同の空気が変わった。
一抹の沈黙の後、初めに口を開いたのは虎杖だった。
虎杖「伏黒、釘崎、縁田。助けるぞ」
答えはもちろん、肯である。
第二宿舎前。
伏黒「いくぞ」
結界、帳が降りてすぐ、白い玉犬を出した伏黒の号令で中へと続く扉が開かれた。
中を見て、すぐ。
4人は思わず、息を呑んだ。
目の前に広がる光景は明らか宿舎では無い。
配管の群れ、コンクリート敷きの壁や床、まるで都市部の地下水路だ。
『私が無知なだけかな。少年院の宿舎って、こんなんなの･･･？』
虎杖「二階建ての寮の中だったよな」
釘崎「おおお、落ち着け、
伏黒「ちげぇよ」
圧倒される4人の中でいち早く我に返った伏黒は焦ったように背後を見る。
入ってきたはずの扉が、そこにはなかった。
あるのはやはり、配管。配管だけである。
焦る虎杖、釘崎と、顔色を悪くさせる縁田。
伏黒はすぐに調子を立て直し他3人を叱咤した。
虎杖「やっぱ、頼りなるな伏黒は！オマエのおかげで人が助かるし、俺も助けられる」
虎杖の人懐っこい笑顔と共に発された言葉に伏黒は少し複雑な顔をする。
だが、乙女はそれに気づかず、自身が持つスマホを信じられないとでも言うような目で見つめていた。
『ねぇ、恵くん。これ、明らか領域でしょ･･･。
一度出口を探して、知らせた方が良いと思う。
携帯、繋がんない』
乙女は依然、青い顔をしたまま、電波レベルが圏外を示すスマホを見せた。
伏黒「ここまで来たんだ。それに、俺たちの目的は祓除じゃない。人質の救出だ」
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舞(プロフ) - 自分の名前を設定したいです！駄目でしょうか？？ (2021年12月28日 23時) (
レス) @page1 id: 17ec247796 (このIDを非表示/違反報告)
お萩(プロフ) - 成る程！！承知しました！！ (2021年3月3日 10時) (レス) id: dd7c82a96f (このIDを非表示/違反報告)
花璋(プロフ) - お萩さん» どういう事だろうと思って調べてみると、なるほど、NARUTOのサスケくんですか！確かに乙女と意志が似たり寄ったりしてますね(笑)コメントありがとうございます！wikiで読んだ程度ですが、サスケ君ほど重くはならない予定です！(裏切る可能性大) (2021年3月3日 7時) (レス) id: 7ebade7fdf (このIDを非表示/違反報告)
お萩(プロフ) - 心なしかサ○ケを思い出す…一 (2021年3月3日 1時) (レス) id: dd7c82a96f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：花璋 | 作成日時：2021年2月26日 21時
