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6話 ページ7





明らか違う反応を見せる伏黒に全員の視線が集まるが、刹那聞こえた電子音に意識はAに集中した。






ゴソゴソとポケットを探るA。






そこから出されたのはスマホ。電子音の発生源もそこだ。








貴「パパ・・・?あっ!うそ、もうこんな時間!ごめんね、ちょっと・・・」







Aは3人に背を向けると慌てて通話ボタンをタップした。








貴「もしもし!・・・・・・うん、大丈夫。今帰ってるとこ。・・・平気、なんともないよ!・・・うん、わかった。また後でね。」







電話の相手はAの父、繰弥だった。




帰宅が遅いAを心配したのだろう。







通話を終えたAは3人に向き直ると、確認の為に広げていた鞄を素早く閉じて持ち上げた。







貴「家の人が心配してるから、私帰らなきゃ・・・バイバイ!」






虎杖「お、おぅ。またな!」


釘崎「呪霊に気をつけなさいよ!」


伏黒「・・・・・・。」







手を振りつつ走り去ったAを3人は流されるがまま見送った。







釘崎「で?さっきの「まさか」ってどういう意味だったの?伏黒」


虎杖「あ、それ俺も聞きたかった」






Aが走り去った直後。






釘崎と虎杖は神妙な面持ちのまま黙る伏黒を見やる。






伏黒「・・・いや、なんでもない」





少し言葉に詰まったが否定する伏黒に2人は訝しげな視線を向けた。





虎杖「ま、にしても不思議な子だったな」


釘崎「狙われ体質ってやつよね・・・。これ、一応五条先生に報告した方が・・・って、あれ?」





釘崎はふとしゃがみ込んだ。





虎杖「どした?ん、それ」

釘崎「生徒手帳・・・・・・Aのじゃん。って、うわAってお嬢様なんだ」





遠慮なく生徒手帳を開いた釘崎が、Aが所属する学校を見て目を剥く。




東京じゃ有名な私立女子校だ。





釘崎「そういえばあの制服、あそこのだわ」

虎杖「へぇ、有名なんだ」






2人仲良く手帳を覗き込む虎杖と釘崎であった。

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白音 - 面白い!!更新、楽しみにしています!! (11月14日 15時) (レス) id: 24b42eab7f (このIDを非表示/違反報告)
真昼 - 面白いです!!続きが気になります((o(^∇^)o))更新頑張って下さい(● ˃̶͈̀ロ˂̶͈́)੭ꠥ⁾⁾ (2022年6月20日 13時) (レス) @page28 id: 2308cf2dd0 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 面白いです!続きが気になる、、、 (2021年5月19日 13時) (レス) id: 324728c5bd (このIDを非表示/違反報告)
花璋(プロフ) - 皆様、長らく失踪してしまい申し訳ありませんでしたm(_ _)m物事に区切りが付き、だいぶ余裕が出て参りましたので、今日からまた更新を再開していきたいと思います。これからもどうぞ、「狙われ体質」をよろしくお願い致しますm(_ _)m (2021年3月15日 8時) (レス) id: 7ebade7fdf (このIDを非表示/違反報告)
花璋(プロフ) - 虹歌さん» 返信が遅くなりすみません・・・!ありがとうございます、今日から再開させるのでぜひ引き続きお楽しみください( *´艸`) (2021年3月15日 8時) (レス) id: 7ebade7fdf (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:花璋 | 作成日時:2021年1月1日 1時

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