１０話 ページ11
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それぞれの前に注文したものが並んだところで、会話が再開された。
伏黒「昨日、呪いによく襲われるっつってたよな。いつからだ？」
貴「呪い･･･？化け物のこと？」
理解が追いつかない、とまた首を傾げるAに五条が解説を入れる。
それを聞き終えたところで、Aは注文した紅茶を1口飲んで、口を開いた。
貴「正確な時期は覚えてないの･･･でも小さな時からそうだったと思う。保育園とか、そのへんから。」
伏黒「物心つくくらいか･･･」
コクリ、と頷くA。次は五条が口を開いた。
五条「突然なんだけどさ、Aは何か、持病はある？」
唐突なその問いにAは少し顔を強ばらせる。
貴「いいえ。なにも」
五条「過去にも？」
貴「はい」
「そっか･･･」と相槌をして、五条は何かを考えるように顎に手を置く。
五条「いや、なにね。君もわかってると思うけど、普通の人に呪いは見えないんだよ。
強い呪いなら視認できないことも無いけど、普通ない。
見えるとすれば死に際･･･とか。
そういう特殊な状況下だ」
貴「･･･他の条件は？」
Aは五条の言葉の意味を正しく理解した。
Aのような一般人が呪いを視認できるとすれば、それは死に際。
幼い頃から呪いが見えているAに「死に際だから見えた」なんて理屈、通用しない。
五条「才能だ」
貴「才能･･･？」
五条「そ。呪術師としての」
「この子らのようにね」、そう言って伏黒や釘崎を見やる五条にAは「はぁ･･･」と曖昧な相槌をうつ。
五条「そこでね、少し、君のことを調べさせてもらったんだ。
呪術師の才能は血統によるものが大きい。
こちらの界隈としても、君のその特殊な状況はあまり無下にできないんだ」
「理解して欲しい」となんてことないように、ニヤニヤとした笑みを浮かべながら話す五条に、Aは異様な恐怖を覚え席を立った。
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白音 - 面白い！！更新、楽しみにしています！！ (11月14日 15時) (
レス) id: 24b42eab7f (このIDを非表示/違反報告)
真昼 - 面白いです！！続きが気になります((o(^∇^)o))更新頑張って下さい(● ˃̶͈̀ロ˂̶͈́)੭ꠥ⁾⁾ (2022年6月20日 13時) (レス) @page28 id: 2308cf2dd0 (このIDを非表示/違反報告)
ピ(プロフ) - 面白いです！続きが気になる、、、 (2021年5月19日 13時) (レス) id: 324728c5bd (このIDを非表示/違反報告)
花璋(プロフ) - 皆様、長らく失踪してしまい申し訳ありませんでしたm(_ _)m物事に区切りが付き、だいぶ余裕が出て参りましたので、今日からまた更新を再開していきたいと思います。これからもどうぞ、「狙われ体質」をよろしくお願い致しますm(_ _)m (2021年3月15日 8時) (レス) id: 7ebade7fdf (このIDを非表示/違反報告)
花璋(プロフ) - 虹歌さん» 返信が遅くなりすみません･･･！ありがとうございます、今日から再開させるのでぜひ引き続きお楽しみください( *´艸`) (2021年3月15日 8時) (レス) id: 7ebade7fdf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：花璋 | 作成日時：2021年1月1日 1時
